短歌パラダイス―歌合二十四番勝負
2005年12月17日 読書 コメント (7)
ISBN:4004304989 新書 小林 恭二 岩波書店 1997/04 ¥693
これは面白い。目からウロコ。素晴らしい愉悦感。短歌ってこんなに面白かったのか。
新書で面白いの当てるとなんか得した気分になりますね。これは短歌と短歌が一対一で優劣を競い合う、伝統の競技「歌合(うたあわせ)」を現代によみがえらせたもの。大ベテランから気鋭の若手まで、二十人の歌人が2チームに分かれての短歌合戦。歌そのものもさることながら、自分のチーム側の歌を誉めそやし、相手側の歌を蹴落とす、その評価合戦もかなりの見もの。著者の小林恭二氏の解説、評価、胸の内などを読んでるうちに、いつの間にか自分もその場に参加しているかのように熱くなって考えている。はて、どちらの歌を「勝ち」にすべきか??
この本の中でも絶賛されている、大滝和子の詠んだ歌
家々に釘の芽しずみ神御衣(かみむそ)のごとくひろがる桜花かな
は私も最高傑作だと思います。彼女の代表歌「サンダルの青踏みしめて立つわたし銀河を産んだように涼しい」以上の傑作かもしれない。少なくとも私はそう思いますけどね。これを読むためだけでもこの本は十分価値ありますよ。他に俵万智、東直子、穂村弘なども参加しています。ほむほむファンの方も是非どうぞ。
レベルの高い作品で合戦するのって、見てるだけでもとっても興奮します。
これは面白い。目からウロコ。素晴らしい愉悦感。短歌ってこんなに面白かったのか。
新書で面白いの当てるとなんか得した気分になりますね。これは短歌と短歌が一対一で優劣を競い合う、伝統の競技「歌合(うたあわせ)」を現代によみがえらせたもの。大ベテランから気鋭の若手まで、二十人の歌人が2チームに分かれての短歌合戦。歌そのものもさることながら、自分のチーム側の歌を誉めそやし、相手側の歌を蹴落とす、その評価合戦もかなりの見もの。著者の小林恭二氏の解説、評価、胸の内などを読んでるうちに、いつの間にか自分もその場に参加しているかのように熱くなって考えている。はて、どちらの歌を「勝ち」にすべきか??
この本の中でも絶賛されている、大滝和子の詠んだ歌
家々に釘の芽しずみ神御衣(かみむそ)のごとくひろがる桜花かな
は私も最高傑作だと思います。彼女の代表歌「サンダルの青踏みしめて立つわたし銀河を産んだように涼しい」以上の傑作かもしれない。少なくとも私はそう思いますけどね。これを読むためだけでもこの本は十分価値ありますよ。他に俵万智、東直子、穂村弘なども参加しています。ほむほむファンの方も是非どうぞ。
レベルの高い作品で合戦するのって、見てるだけでもとっても興奮します。
コメント
詩のレベルが限界みたいです.
↑の短歌がいいものだっていうことは分かるんですが,それ以上を汲み取れない…(涙2
ところで,このサイトのリンク貼ってもいいですか??
貼って下さい。紹介文も任せます。「萌え司書」とか適当に…。
ところで君のハンドルの読み方はなんじゃい。
読み方ですか!?う〜ん….分からないって言ったら怒りますよね….決めてないんです….適当に読んじゃってくださいな.
「萌え司書」ですか….…紹介どうしよう…
この本はホント自信を持ってお勧めですよ。読んでて熱出そうなくらい興奮します。短歌って愉悦に満ちてるくせに、ときどき凄まじくてゾッとしますね。そこが好きです。疲れますけど・笑。