ISBN:4396761554 コミック 二ノ宮 知子 祥伝社 1996/09 ¥920

短大時代にゲラゲラ笑いながら読んでましたが、久々にあらためて読んだらまたゲラゲラ笑って夢中で読んでしまいました。大笑いしつつも、いつのまにか当時の二ノ宮さんの年齢を追い越している自分にハタと気付いてちょっぴり切ない。今じゃすっかり売れっ子の二ノ宮さん。ポンちゃんと結婚した際には、これ読んでた友達全員で集まって「うわー、おめでとうー!!」と勝手に祝杯をあげたものです。懐かしいなあ。

これ描いてる当時から二ノ宮さんのマンガは十分面白かったってことがよく分かる。長編はちょっと、あまりに伏線が多くて挫折してしまったのだが、細かいエピソードだとか言い回しとかがもう、べらぼうに面白くて好きだった。「わたし金や出世には興味がないし☆」「興味じゃなくて縁がないんですよっ!現実見てくださいよ!!」的な。私は「もりへーが売店から薪を盗む」と、そばで吠えてる番犬の絵、そして「なにか盗ってこい」と指示する若林師匠の絵だけでかなり長いこと笑ってられます。二ノ宮さんによってめちゃくちゃ凄い要約のされ方をしてる「課長 島耕作」も捨てがたい。ホントにこんな話なのかよ。ちょっと面白そうだよ島 耕作。
そして端々に出てくる単語がまた、私が学生だった当時の空気をそのまんま伝えてくるのが泣かす。アパガード(※東幹久と高岡早紀によるCMが有名だった歯磨き粉)、trf(※globeの踏み台)、ウィンドウズ95(が出たばっかりだった)、「うどん部へ入ろう!」(※カレー部へ入ろう!っていうCMがあったんですね)、「SMAPなDUNK」(※SMAPとスラムダンクが全盛だったんです)、「超バッド」(って言ってる女の子がたまにいました。チョベリバと同義語)。ああもう、涙出ちゃーう。

ただでさえおバカな短大女子の私は、当時26〜27才の二ノ宮さんが繰り広げるこの世界に大変励まされました。そうか、大人になってもこんな感じでいいんだと。そして今に至ります。後悔はしてません。してませんてば。

コメント

星姫
2006年3月21日9:22

シノこと星姫です。リンクさせていただきました〜。二ノ宮さん最高だよね!のだめ14巻の「ロックオン」がうちで流行ってます。

ロクハナ
ロクハナ
2006年3月21日20:54

リンクありがとう!こちらもリンクさせていただきました。これからも思う存分、星姫節をうならせてください。
「ロックオン」てなんだったっけ??私は千秋が「オレは今まで、女からこんな扱いを受けたことないんだー」とわめくシーンで、「なんだとお。私は今まで男からそんな扱いしか受けたことないわー」と怒鳴り返していました。とさ。

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