ISBN:4062750619 文庫 L.M.モンゴメリ 講談社 2005/04 ¥820

早速図書館に行ってきました。迷った末に結局「赤毛のアン」を読むことに。名作の児童書はいっぱい訳が出てるので、どの訳を選んでいいものか迷います。その点「アン」は大人向けの完訳があるので良いですね。

まだ冒頭しか読んでませんが、怒涛の如く感動的に喋りまくるアンに対して、退いてしまう読者が少なくないのも頷けるなと思いました。神経症起こしてるときの私の症状にすげえ似てます(笑)。でもこれは、今までアンがどれだけ酷い環境にいたか考えれば十分納得いきますよ。子供の頃は「うわ、なんじゃこいつ」としか思えなかったけど(子供ってたまに、自分と同世代のキャラクターに対してめちゃめちゃ手厳しくなることがある。大人にとっては「天使のように無邪気」な『少女パレアナ』も、子供にとっては「愚鈍で恥ずかしい子」だったりするのだ)、今ならマシューと同じ「そう悪くない。私は、なかなか嫌いじゃない」という好意的な目で見ていることに気付く。

少女小説って、子供の頃に読むより大人になってから読む方がぐっときたりしちゃうんですよね。「魔女の宅急便」を、子供たちはけろっとして見てるのに、付き添いで見てるお母さんがわんわん泣いちゃうっていうのはよく聞く話。私も今見たら絶対泣きます(笑)。子供の頃は「んー、もうちょっと面白いと思ってたー」とか言ってたくせにね(冷や汗)。

コメント

りす
りす
2006年7月15日23:59

>神経症起こしてるときの私の症状にすげえ似てます(笑)。

私も、中学の頃(まさに同世代)に、
「そっくりだ!!」と、職員室で笑い者にされてましたよ〜☆

ロクハナ
ロクハナ
2006年7月16日1:00

病気ギリギリですよねぇ〜(笑)。

現代だったら磯野貴理子路線を目指せるかもしれません。
目指してどうすると言われそうですが。
まあその、人間、笑われてナンボですよ!

キリカ
キリカ
2006年7月17日22:51

私も子供の頃アニメみて、あまりの鬱陶しさに初回しか見ず、あとみてないんだっけ。。。
あのときは主人公に同情できない自分を恥ずかしく思ったけど、同じこと思ってる人いたんだと思って少し安心。
いまだ赤毛のアンってなんの話なんだかよくわかりません。
キャンディみたいなもん?

ロクハナ
ロクハナ
2006年7月18日21:51

アニメだとアンのおしゃべりを声で聞かされるから、尚更退くかもしれないな。私映画版は結構好きなんだけどね(笑)。
今読むとマリラがかなり良いよ。成り行きでアンを引き取ることになったけど、女の子なんて育てたこともないから戸惑ってる感じとか凄く可愛い。あああ、アンよりマリラに感情移入してしまう。
アンもキャンディと同じ孤児だが、あんなに苛められたりしてないよ(笑)。イライザとかいないし。トム・ソーヤーとかの方が近いかもしれないなあ。

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