ISBN:4087497577 文庫 三田 誠広 集英社 1991/10 ¥410

三田誠広の「いちご同盟」(集英社)をまったく知らないんだが、これはもしかして

知らない私が少数派??

なんか学生と本の話してるとやたら出てくる本の名前だったので、「なんでそんなにみんな知ってるの」と聞いたところ、「教科書に載ってました」という答え。へええ。私の使ってた教科書には載ってなかったと思うよ。それとも私の年代には載ってなかったということ?どうなんでしょう、私と同世代のみなさん。

私が教科書で読んだ覚えのある作品、夏目漱石の「こゝろ」、芥川龍之介の「羅生門」、森鴎外の「舞姫」などは今の学生に聞いても「ああ、載ってました。やりました」と同意を得られたのだけど、個人的に印象に残ってた村上春樹の「鏡」はまったく知らないと言われた。まああれは、そんなに多くの教科書に載ってたと思わないけど。そか。知らんのか。「鏡」は私にとってむちゃくちゃ怖い短篇だったので、あんまり夜中に思い出さないよう頑張ってた思い出があるんだがな…。

うーん、あとは何載ってたかなあ。古典しか思い出せないなあ。

「ロクハナさんホントに『いちご同盟』知らないんですか?」

「知らないよう。諸葛孔明なら知ってるけど」

韻を踏んでりゃいいってもんじゃないんだよ、ですよ(自分で突っ込んでおくよ)。ちなみに「三国志」も載ってなかったと思います。
今の国語の教科書って何載ってるんでしょうね?若竹七海の「スクランブル」(集英社)に「せっかく教科書に好きなブラッドベリやアーウィン・ショーが載ってるのに、担任の好みで海外モノは全部無視される」みたいな記述があり、えええ、ブラッドベリ載ってるんだ、いいなあと思った記憶がある。これは背景が80年代の小説なんだけど、もしかしてその頃には結構載ってたのかしら。

教科書に載ってる作品を足掛かりに本を選ぶということ、思ってるより結構多いと思います(私の周りでは多いです)。周りに本好きがいないと、読みたいと思っても何から読んでいいか分からないですもんね。そう思うと教科書に載せる作品て大事だなあと思います。しかし仮に私に教科書載せる作品選べと言われても、まず絶対選べません。候補が多過ぎて絞れないからね…。

コメント

星姫
2006年7月27日8:52

道徳と国語の教科書ってけっこう読んじゃうよね〜。
覚えてるのは「お手紙」「スイミー」「スーホの白い馬」
「つり橋渡れ」「飛び込め」「お土産」「字のないはがき」
「ひとつの花」「くじらぐも」「少年の日の思い出」
「繁栄の花」「永訣の朝」「朝のリレー」書ききれん…
題名まちがえてるかも(汗)。自分が授業やってて涙が
でそうになったのは「ミラクル」
模擬試験の問題解きながら涙がでたのは「父の詫び状」
ちなみに私も「いちご同盟」教科書にのってなかったよ。
ただ、模擬試験で解いた覚えがある。そういえば模擬試験
で「夜の蝉」がでたときは、お!出題者もミステリーファン!?な〜んて思ったり。長いコメントごめん、興奮しす
ぎた。

星姫
2006年7月27日17:58

再び登場。星姫日記にロクハナのブログのこと
チラリと書きました。許してちょ♪

ロクハナ
ロクハナ
2006年7月27日21:16

や、気にしないで問題ないからー。
こんな話題で興奮するなら、今度失神するまで喋ってあげるよ(笑)。
教科書の話されたからって、知らない人について行っちゃダメだぞー。

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