ISBN:4336046379 単行本 ジェフリー・フォード 国書刊行会 2004/08 ¥2,625
久々にハード幻想文学。最初は主人公の傲慢さと「理想形態都市」の醜悪さに胸が悪くなりそうだったのですが、途中からこの悪夢のような世界に離れ難い魅力を覚えてしまいました。ある瞬間に、嫌悪感がふと可笑しさだとか歪んだ美しさだとかに変わるんですよ。一瞬だけですけどね。この物語は基本的にずっと嫌悪感は付き纏います(笑)。
見たことも聞いたこともない世界を、こんなにもリアルに描けるというだけでもう私は卒倒しそうになるんですが。
翻訳が山尾悠子というのも幻想文学ファンには堪らないところでしょう。慣れないとかなり読みづらいけど、この奇妙な味わいはちょっと病みつきになっちゃうかもしれませんね。あー…読みたくないなあーって言いながら手を伸ばしてしまう本です。困ったもんだ。
久々にハード幻想文学。最初は主人公の傲慢さと「理想形態都市」の醜悪さに胸が悪くなりそうだったのですが、途中からこの悪夢のような世界に離れ難い魅力を覚えてしまいました。ある瞬間に、嫌悪感がふと可笑しさだとか歪んだ美しさだとかに変わるんですよ。一瞬だけですけどね。この物語は基本的にずっと嫌悪感は付き纏います(笑)。
見たことも聞いたこともない世界を、こんなにもリアルに描けるというだけでもう私は卒倒しそうになるんですが。
翻訳が山尾悠子というのも幻想文学ファンには堪らないところでしょう。慣れないとかなり読みづらいけど、この奇妙な味わいはちょっと病みつきになっちゃうかもしれませんね。あー…読みたくないなあーって言いながら手を伸ばしてしまう本です。困ったもんだ。
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