イヴの眠り 5 (5)
2006年1月25日 読書
ISBN:4091380379 コミック 吉田 秋生 小学館 2005/12/20 ¥410
出てる分だけ全部買ってこようと思ったら、これが最終巻でびっくりした。ずいぶん早く完結しましたね。烈君にもっともっと動いて欲しかったのだけど、それは続編か何かでやるのかしら??
最後に私の大好きな大好きなクロサキ中尉が見れて本当に嬉しかった。そもそもこの男がいなければ、キアヌに嵌まったりすることは絶対なかったんだが…(クロサキ中尉のモデルは「スピード」のキアヌだそうです。似てるよね)。まあいい。これからもキアヌ見てクロサキ中尉の面影を追います。だからあんまり、アホになるなキアヌ…。
今めちゃめちゃ寒いせいで、ハワイに行きたくてたまらん。クロサキ中尉と永住したい。私は英語はからっきしだが、フラダンスになら自信があるぞ(なんだ自信て)。
「イヴの眠り」の見所は、実は1、2巻のフラだと思うなあ。や、本筋も面白いんだけどね、ああいうハードボイルドなのも大好きなんだけど。にも関わらず、私が一番ぐらぐら揺さぶられちゃうのはフラのシーンなのだ。この辺が「吉祥天女」を面白いと思うかどうかの分かれ目だろうか。私はとても、面白かったんだよ「吉祥天女」。
吉田さんの作品て、硬質でありながら祈りや呪いのようなものの力を凄く感じる。「ラヴァーズ・キス」ですらそう思った。
セイの「やっと君に会えた」で思わずキュンときちゃいました。あんな愛情のこもった目で見られたら堪らない。やっぱファザコンか私は。
そしてそして、表紙の子たち可愛いー。私も男の子欲しいなあ、とつくづく思ってしまったのでした。
今回は内容さて置き、好き勝手に喋ってそのまま終わります。おわり。
出てる分だけ全部買ってこようと思ったら、これが最終巻でびっくりした。ずいぶん早く完結しましたね。烈君にもっともっと動いて欲しかったのだけど、それは続編か何かでやるのかしら??
最後に私の大好きな大好きなクロサキ中尉が見れて本当に嬉しかった。そもそもこの男がいなければ、キアヌに嵌まったりすることは絶対なかったんだが…(クロサキ中尉のモデルは「スピード」のキアヌだそうです。似てるよね)。まあいい。これからもキアヌ見てクロサキ中尉の面影を追います。だからあんまり、アホになるなキアヌ…。
今めちゃめちゃ寒いせいで、ハワイに行きたくてたまらん。クロサキ中尉と永住したい。私は英語はからっきしだが、フラダンスになら自信があるぞ(なんだ自信て)。
「イヴの眠り」の見所は、実は1、2巻のフラだと思うなあ。や、本筋も面白いんだけどね、ああいうハードボイルドなのも大好きなんだけど。にも関わらず、私が一番ぐらぐら揺さぶられちゃうのはフラのシーンなのだ。この辺が「吉祥天女」を面白いと思うかどうかの分かれ目だろうか。私はとても、面白かったんだよ「吉祥天女」。
吉田さんの作品て、硬質でありながら祈りや呪いのようなものの力を凄く感じる。「ラヴァーズ・キス」ですらそう思った。
セイの「やっと君に会えた」で思わずキュンときちゃいました。あんな愛情のこもった目で見られたら堪らない。やっぱファザコンか私は。
そしてそして、表紙の子たち可愛いー。私も男の子欲しいなあ、とつくづく思ってしまったのでした。
今回は内容さて置き、好き勝手に喋ってそのまま終わります。おわり。
プリンセス・ダイアリー 恋するプリンセス篇
2006年1月23日 読書
ISBN:4309203701 単行本 メグ・キャボット 河出書房新社 2003/01 ¥1,680
いかん。めちゃめちゃ侮ってたくせにだんだん嵌まってきた(笑)。主人公ミアの繊細さと潔癖さが可愛くて可愛くて…。
ベジタリアンで動物保護に熱心で、地球温暖化に影響するからクリスマスツリーのために木を切るのは反対、凍えそうに寒くても毛皮を貸してくれる人には「動物の死体なんて着れない」、食品の保存料や添加物にうるさいし、動物実験を経て作られた化粧品だって使わない。普通だったらヒステリックとも取られかねないこういう要素を、10代のミアが言うとなんとも愛らしいんだよね。世の中に対する見通しの甘さと、そこに立ち向かうときの真っ直ぐさに、ちょっと打たれてしまうのだ。
それにミアって実はロマンチストでミーハー。ディズニーアニメやアメリカのTVドラマや映画、俳優、キャラクターの名前なんかがどんどん出てくるんだけど、それが実に「ええとこ突いてる」って感じでたまに笑える(笑)。「ダンスシーンのある映画が好き」って理由で「ダーティ・ダンシング」をあげるあたり、良いよね。
プリンセス・レッスンはしなきゃいけないし、代数は落としそうだし、母親は妊娠中だし、友達との付き合いもあるし、好きじゃないボーイフレンドに別れを切り出さないといけないし、でもダンスパーティに誘ってくれる男の子がいないのはみじめだし、好きな男の子には彼女がいるみたいだし……。なんか見てるだけでホント大変だよなあ、と同情しつつ、でもそういうのって、実は幸せだよなあ、とも思う。オバチャンの目線になってますかね、私。
最初は「若いっていいね」的完全オバチャン目線でも、いつのまにかすっかりミアと同じくらいに少女化している自分に気付く。そしてまんまと、ラストでキュンときてしまうのでした。うん、恋が実る瞬間てホントいいよね〜。「実る」とか言う時点で若干自分に年を感じるが……。
続き借りようと図書館行ったら見事に貸し出し中。なんだよ!何気に人気あったのかよ!少女小説って嵌まると面白いからな〜。実際これもシリーズ重ねるごとに話面白くなってるし。
ジャクリーン・ウィルソンの「ガールズ」シリーズもアン・ブラッシェアーズの「トラベリング・パンツ」シリーズも順番待ちなのだよ。全部少女小説だが、絶対大人の女性が読んでるに違いない。
いかん。めちゃめちゃ侮ってたくせにだんだん嵌まってきた(笑)。主人公ミアの繊細さと潔癖さが可愛くて可愛くて…。
ベジタリアンで動物保護に熱心で、地球温暖化に影響するからクリスマスツリーのために木を切るのは反対、凍えそうに寒くても毛皮を貸してくれる人には「動物の死体なんて着れない」、食品の保存料や添加物にうるさいし、動物実験を経て作られた化粧品だって使わない。普通だったらヒステリックとも取られかねないこういう要素を、10代のミアが言うとなんとも愛らしいんだよね。世の中に対する見通しの甘さと、そこに立ち向かうときの真っ直ぐさに、ちょっと打たれてしまうのだ。
それにミアって実はロマンチストでミーハー。ディズニーアニメやアメリカのTVドラマや映画、俳優、キャラクターの名前なんかがどんどん出てくるんだけど、それが実に「ええとこ突いてる」って感じでたまに笑える(笑)。「ダンスシーンのある映画が好き」って理由で「ダーティ・ダンシング」をあげるあたり、良いよね。
プリンセス・レッスンはしなきゃいけないし、代数は落としそうだし、母親は妊娠中だし、友達との付き合いもあるし、好きじゃないボーイフレンドに別れを切り出さないといけないし、でもダンスパーティに誘ってくれる男の子がいないのはみじめだし、好きな男の子には彼女がいるみたいだし……。なんか見てるだけでホント大変だよなあ、と同情しつつ、でもそういうのって、実は幸せだよなあ、とも思う。オバチャンの目線になってますかね、私。
最初は「若いっていいね」的完全オバチャン目線でも、いつのまにかすっかりミアと同じくらいに少女化している自分に気付く。そしてまんまと、ラストでキュンときてしまうのでした。うん、恋が実る瞬間てホントいいよね〜。「実る」とか言う時点で若干自分に年を感じるが……。
続き借りようと図書館行ったら見事に貸し出し中。なんだよ!何気に人気あったのかよ!少女小説って嵌まると面白いからな〜。実際これもシリーズ重ねるごとに話面白くなってるし。
ジャクリーン・ウィルソンの「ガールズ」シリーズもアン・ブラッシェアーズの「トラベリング・パンツ」シリーズも順番待ちなのだよ。全部少女小説だが、絶対大人の女性が読んでるに違いない。
表紙が短髪って反則だぞ
2006年1月22日 日常
美容師さんて、たまに仕事用の名前持ってる人いるんですね。こないだ親しくしてる美容師さん(女性)に「実はこれ本名じゃなくて」と言われて、初めて知りました。
「で、私の本当の名前はですね……」
「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ?」
「そういうボケはいいですから……」
私は名前に関するセンスがいまいちなので、彼女の本名と仕事用の名前、どっちが良い名前なのかよく分かりませんでした。でもまあ、せっかく教えてくれたんだし、これからプライベートでは本名呼びしようかと思います。
「よろしくリュシータ」
「違うっつってんのに……」
「で、私の本当の名前はですね……」
「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ?」
「そういうボケはいいですから……」
私は名前に関するセンスがいまいちなので、彼女の本名と仕事用の名前、どっちが良い名前なのかよく分かりませんでした。でもまあ、せっかく教えてくれたんだし、これからプライベートでは本名呼びしようかと思います。
「よろしくリュシータ」
「違うっつってんのに……」
ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版
2006年1月16日 映画 コメント (7)
DVD エスピーオー 2005/01/28 ¥4,179
図書館にこれ入ります。私の功績です(ホントは職員であるかほさんの功績ですが、億面もなく横取りします)。みんなひれ伏して、気が済むまで私を崇め奉るがいいですよ。受けて立ちましょう。
いやでも実際、学校の図書館にこういう作品あると助かるよね。だってレンタルビデオ店で探すの、ちょっと大変だったりするし。それにしてもさっきやっと気付いたんだが、これピーター・ウィアー監督だったのか。私、この監督の作品「いまを生きる」が大嫌いだ。そして「刑事ジョン・ブック 目撃者」は大好きだ。どうなんだ。なんか複雑だ。そして肝腎の「ピクニックatハンギングロック」に至ってはまだ見てないという。すいません。なんかすっごく気色悪そうで期待はしてるんですが。……多分大丈夫だろ、「いまを生きる」だって雰囲気は悪くなかった。ただまとめ方が(異常に)嫌いなだけだ。
これの他にもDVD作品いろいろ入荷しますが、「少林寺三十六房」が入らないのだけはやはり残念至極である。だけどまあいいか、「スピード」入ったしな……(やはりキアヌで上手いこと誤魔化されているロクハナ)。
オーストラリア出身のピーター・ウィアー監督が、1900年に実際に起きた事件をもとに映画化し、その名を世界に知らしめた出世作。規律を重んじる名門女子学園で、生徒たちがピクニックに出かける。しかし、行き先の岩山で、3人の生徒と老教師が岩と岩の間に吸い込まれるように、姿を消してしまう。当日の出来事と、彼女たちの日常が交錯する、ファンタジーとリアルが同居した不思議なサスペンス。
図書館にこれ入ります。私の功績です(ホントは職員であるかほさんの功績ですが、億面もなく横取りします)。みんなひれ伏して、気が済むまで私を崇め奉るがいいですよ。受けて立ちましょう。
いやでも実際、学校の図書館にこういう作品あると助かるよね。だってレンタルビデオ店で探すの、ちょっと大変だったりするし。それにしてもさっきやっと気付いたんだが、これピーター・ウィアー監督だったのか。私、この監督の作品「いまを生きる」が大嫌いだ。そして「刑事ジョン・ブック 目撃者」は大好きだ。どうなんだ。なんか複雑だ。そして肝腎の「ピクニックatハンギングロック」に至ってはまだ見てないという。すいません。なんかすっごく気色悪そうで期待はしてるんですが。……多分大丈夫だろ、「いまを生きる」だって雰囲気は悪くなかった。ただまとめ方が(異常に)嫌いなだけだ。
これの他にもDVD作品いろいろ入荷しますが、「少林寺三十六房」が入らないのだけはやはり残念至極である。だけどまあいいか、「スピード」入ったしな……(やはりキアヌで上手いこと誤魔化されているロクハナ)。
陽だまりのグラウンド
2006年1月15日 映画 コメント (2)
DVD 松竹 2002/08/24 ¥4,935
あんたキアヌならなんでもいいのか。そうである。髪さえ短ければいいのか。その通りである。ヘッポコでもいい、アホでもいい、棒読みにしか聞こえない、あの一本調子な喋り方すら、だんだん好きになってきた。見たか。これが、
愛だ(違うだろ)。
久しぶりにダイアン・レインを見たんですが、彼女はホント、ベテランの女優さんだなあという感じで、安心して見てられるとこがキアヌとは大違い…。いや、いんですけどね。私なんだかんだ言って、ハラハラしながらキアヌ見るの大好きですから(涙)。
キアヌ、なんでこんなに可愛いんだ(やはりバカだからか)。何気に頬のあたりとか大好きなんですけど。ちょっと、死ぬまでに1回くらい触らせてほしい。などと、作品見ながら何回も思ってました。いやちゃんと、内容も追ってたんだけどね。うん、…普通の映画。「フィーリング・ミネソタ」よりは面白いですよ。あれより髪短いし(そこか)。
今のところキアヌのベストムービーは「スピード」か「ビルとテッドの地獄旅行」だな。ビルとテッドはキアヌがどうとかより内容がバカバカしくて好き。
さて次は、「コンスタンティン」あたり行ってみましょう。まだまだキアヌ映画見る気満々の私。ときどき恋って無駄だと思う。
ギャンブルにはまって借金苦に追いやられたコナー(キアヌ・リーヴス)は、週500ドルの報酬でシカゴのスラム街に住む少年たちの野球チームのコーチを務めることに。最初は金目当てだったものの、自分を慕う少年たちの思いに触れ、やがて彼は再び生きる意欲を取り戻していくのだが…。
あんたキアヌならなんでもいいのか。そうである。髪さえ短ければいいのか。その通りである。ヘッポコでもいい、アホでもいい、棒読みにしか聞こえない、あの一本調子な喋り方すら、だんだん好きになってきた。見たか。これが、
愛だ(違うだろ)。
久しぶりにダイアン・レインを見たんですが、彼女はホント、ベテランの女優さんだなあという感じで、安心して見てられるとこがキアヌとは大違い…。いや、いんですけどね。私なんだかんだ言って、ハラハラしながらキアヌ見るの大好きですから(涙)。
キアヌ、なんでこんなに可愛いんだ(やはりバカだからか)。何気に頬のあたりとか大好きなんですけど。ちょっと、死ぬまでに1回くらい触らせてほしい。などと、作品見ながら何回も思ってました。いやちゃんと、内容も追ってたんだけどね。うん、…普通の映画。「フィーリング・ミネソタ」よりは面白いですよ。あれより髪短いし(そこか)。
今のところキアヌのベストムービーは「スピード」か「ビルとテッドの地獄旅行」だな。ビルとテッドはキアヌがどうとかより内容がバカバカしくて好き。
さて次は、「コンスタンティン」あたり行ってみましょう。まだまだキアヌ映画見る気満々の私。ときどき恋って無駄だと思う。
お菓子作りのなぜ?がわかる本
2006年1月14日 趣味 コメント (2)
ISBN:4579207807 単行本 相原 一吉 文化出版局 2001/09 ¥1,680
バレンタインに向けてしぶしぶ始めたお菓子作り、不覚にも嵌まってしまいました。私は実力と才能が伴わないくせに志だけはバカ高で、何かを始めるときはいつもいつもいつもいつも、
プロを目指します。
バカですね。自分でもそう思います。こんな風に生きてるので人生は挫折の連続です。アハハハハ、笑うがいいさ。嘲りには慣れている。
この本は美味しいお菓子を作るための条件やコツを、とても分かりやすく解説してくれます。理詰めで説明されると途端に動きやすくなる私にとっては、非常に有り難い本。必要な道具や作業過程も分かりやすいし、写真がきれいなのもやる気が出て良いね。
私は美味しいお茶を飲むのが好きなので、いつもちょっと面倒なんだけど茶葉や水や温度に拘って入れてしまう。なので、たまに母親が私の代わりにお茶を入れてるのを見ると「うわわわわ!煎茶にそんな熱湯入れちゃダメだよ!」とか「紅茶なんだからポットとカップくらいあっためとかなきゃダメじゃない!!」とか、さんざん煩く口出しして、実の母親から「お前は姑か」と突っ込まれる有り様です。すいません。なんと言うか、美味しくするためなら手順を省かない人間にとっては、些細なことが物凄く気になるのだ。こないだガトーショコラを作った際の私のブログも、普段からよくお菓子を作る人が見たら「バカかお前は!!」と罵りたくなることの連続でしょう。重ね重ねすいませんホントに。
あれだけデタラメなガトーショコラを作っておいてなんですが、やっぱりお菓子はきちんと作らないとあかんわ、と反省して気合いを入れ直しました。これから週一くらいのペースで何かしら作っていくつもりなので、図書館バイトのみなさん、毒見よろしくお願いします。
バレンタインに向けてしぶしぶ始めたお菓子作り、不覚にも嵌まってしまいました。私は実力と才能が伴わないくせに志だけはバカ高で、何かを始めるときはいつもいつもいつもいつも、
プロを目指します。
バカですね。自分でもそう思います。こんな風に生きてるので人生は挫折の連続です。アハハハハ、笑うがいいさ。嘲りには慣れている。
この本は美味しいお菓子を作るための条件やコツを、とても分かりやすく解説してくれます。理詰めで説明されると途端に動きやすくなる私にとっては、非常に有り難い本。必要な道具や作業過程も分かりやすいし、写真がきれいなのもやる気が出て良いね。
私は美味しいお茶を飲むのが好きなので、いつもちょっと面倒なんだけど茶葉や水や温度に拘って入れてしまう。なので、たまに母親が私の代わりにお茶を入れてるのを見ると「うわわわわ!煎茶にそんな熱湯入れちゃダメだよ!」とか「紅茶なんだからポットとカップくらいあっためとかなきゃダメじゃない!!」とか、さんざん煩く口出しして、実の母親から「お前は姑か」と突っ込まれる有り様です。すいません。なんと言うか、美味しくするためなら手順を省かない人間にとっては、些細なことが物凄く気になるのだ。こないだガトーショコラを作った際の私のブログも、普段からよくお菓子を作る人が見たら「バカかお前は!!」と罵りたくなることの連続でしょう。重ね重ねすいませんホントに。
あれだけデタラメなガトーショコラを作っておいてなんですが、やっぱりお菓子はきちんと作らないとあかんわ、と反省して気合いを入れ直しました。これから週一くらいのペースで何かしら作っていくつもりなので、図書館バイトのみなさん、毒見よろしくお願いします。
ISBN:4575235202 単行本 瀬尾 まいこ 双葉社 2005/04 ¥1,260
うん、読んでしまいますね。わりと厄介な状況に巻きこまれる主人公たちが、結果的に何かあたたかいものを手に入れますが、そこまでの流れが不自然じゃなくて素敵だなあと。人の複雑さを分かりつつも、人を信じることのできる人じゃないと書けない文章じゃないでしょうか。
最初の短篇、表題作の「優しい音楽」で、千波が掲げる「男を虜にする五つのポイント」というのがなかなか笑えます。別の本になりますが「図書館の神様」でも、人の心に訴える詩のポイントを超適当に大雑把に要約して語るシーンがあって、私あれもかなり好きでした。瀬尾さんてこういうマニュアルをいろいろ知ってて、それがいかに役に立たないかもよくご存知なのだろうな、と勝手に想像しております。
確かに、人と繋がろうとすると「1、彼女には自分の味方になってほしい」「2、弱いところを慰めてほしい」「3、ギャップに弱い」なんて箇条書きをそのまま実行に移しても、多分あんまり効果はない(笑)。分からないなあとか噛み合わないなあとか思いつつも、何かの拍子に新鮮な衝撃を味わい合って、感心したり呆れたりしながら親密さってわいていくんじゃないか。スピーディでもスマートでもないけど、こういう風に積み重なって出来た親密さって、信頼できる気がする。
瀬尾さんの小説を読んでると、人と関わるのって実は面白いのかもしれんな、と、人付き合いが苦手な私でも思ってしまうのでした。
うん、読んでしまいますね。わりと厄介な状況に巻きこまれる主人公たちが、結果的に何かあたたかいものを手に入れますが、そこまでの流れが不自然じゃなくて素敵だなあと。人の複雑さを分かりつつも、人を信じることのできる人じゃないと書けない文章じゃないでしょうか。
最初の短篇、表題作の「優しい音楽」で、千波が掲げる「男を虜にする五つのポイント」というのがなかなか笑えます。別の本になりますが「図書館の神様」でも、人の心に訴える詩のポイントを超適当に大雑把に要約して語るシーンがあって、私あれもかなり好きでした。瀬尾さんてこういうマニュアルをいろいろ知ってて、それがいかに役に立たないかもよくご存知なのだろうな、と勝手に想像しております。
確かに、人と繋がろうとすると「1、彼女には自分の味方になってほしい」「2、弱いところを慰めてほしい」「3、ギャップに弱い」なんて箇条書きをそのまま実行に移しても、多分あんまり効果はない(笑)。分からないなあとか噛み合わないなあとか思いつつも、何かの拍子に新鮮な衝撃を味わい合って、感心したり呆れたりしながら親密さってわいていくんじゃないか。スピーディでもスマートでもないけど、こういう風に積み重なって出来た親密さって、信頼できる気がする。
瀬尾さんの小説を読んでると、人と関わるのって実は面白いのかもしれんな、と、人付き合いが苦手な私でも思ってしまうのでした。
しずかに流れるみどりの川
2006年1月12日 読書
ISBN:4560027269 単行本 ユベール・マンガレリ 白水社 2005/06/28 ¥1,680
私はこの人の書く作品が本当に好きなんだなと再確認いたしました。「おわりの雪」に引き続き、ユベール・マンガレリとても良かった。
背の高い草むらの中に、長い道をつくって歩き続ける少年。風が草の穂先をかすめる音を「ことばにするのはむずかしそうだ」と思いながら、じっくり考えて得た言葉
「何千本もの細い絹糸が、
さらさら風に吹かれて乾いていくような音だ」。
すごい。少年はたくさんの「ことばにするのはむずかしい」風景に出くわすけど、いつもできるだけ正しく表せるように考えている。いろいろ考えながらぴったりだと思える言葉にたどり着くと、なにかとても正しいことをしたような充足感が彼を包むのだ。
雨が降って草を濡らし、その水滴が蒸気になって空へ昇るときの空気のゆらめき、ブラインドが半分あいて、朝の光が桟の角度にそって射しこむときの「まるで蜂蜜からたちのぼる湯気みたい」な金色のひかり、ばらを売ったお金で草の道を買い(もちろん本当に土地を買えるわけがないことは少年にも分かっている)、その道を売って買おうと思っている川の支流の様子「魚は橋の影にかくれるのが好きで、ぼくの影のなかでも安心しておよいでいた」…。彼の語る言葉は穏やかで、そこに描かれるのは他愛のない景色ばかりだが、どれもみな、かけがえのない美しさを秘めている。それらに触れてなんとか言葉にしようとする少年の思考を、ひとつひとつ正確に追える作者のユベール・マンガレリってホントに何者なんだ。
読んでると何故かヴィクトル・エリセの映画作品が浮かんでくる。物語に漂う静けさだけがエリセ作品を彷彿させるわけじゃないだろう。きっとエリセの映画作品もマンガレリの小説も、描かれる光景があまりにも「正確である」からだ。正しさは人を研ぎ澄ませる。この物語を追うだけで、いつのまにか空気は冴え渡り、水は蒸留水のように透明になって、どんな深いとこまでもクリアに見通しがきくようになってゆくのである。
私はこの人の書く作品が本当に好きなんだなと再確認いたしました。「おわりの雪」に引き続き、ユベール・マンガレリとても良かった。
背の高い草むらの中に、長い道をつくって歩き続ける少年。風が草の穂先をかすめる音を「ことばにするのはむずかしそうだ」と思いながら、じっくり考えて得た言葉
「何千本もの細い絹糸が、
さらさら風に吹かれて乾いていくような音だ」。
すごい。少年はたくさんの「ことばにするのはむずかしい」風景に出くわすけど、いつもできるだけ正しく表せるように考えている。いろいろ考えながらぴったりだと思える言葉にたどり着くと、なにかとても正しいことをしたような充足感が彼を包むのだ。
雨が降って草を濡らし、その水滴が蒸気になって空へ昇るときの空気のゆらめき、ブラインドが半分あいて、朝の光が桟の角度にそって射しこむときの「まるで蜂蜜からたちのぼる湯気みたい」な金色のひかり、ばらを売ったお金で草の道を買い(もちろん本当に土地を買えるわけがないことは少年にも分かっている)、その道を売って買おうと思っている川の支流の様子「魚は橋の影にかくれるのが好きで、ぼくの影のなかでも安心しておよいでいた」…。彼の語る言葉は穏やかで、そこに描かれるのは他愛のない景色ばかりだが、どれもみな、かけがえのない美しさを秘めている。それらに触れてなんとか言葉にしようとする少年の思考を、ひとつひとつ正確に追える作者のユベール・マンガレリってホントに何者なんだ。
読んでると何故かヴィクトル・エリセの映画作品が浮かんでくる。物語に漂う静けさだけがエリセ作品を彷彿させるわけじゃないだろう。きっとエリセの映画作品もマンガレリの小説も、描かれる光景があまりにも「正確である」からだ。正しさは人を研ぎ澄ませる。この物語を追うだけで、いつのまにか空気は冴え渡り、水は蒸留水のように透明になって、どんな深いとこまでもクリアに見通しがきくようになってゆくのである。
出来上がればそれでいいのだ(「誰寝」のゴロちゃんと一緒)
2006年1月11日 日常 コメント (3)
ISBN:4278037465 単行本 脇 雅世 大泉書店 2002/11 ¥1,050
夜中にガチャガチャ何やってるかと思えば…ガトーショコラを作っています。こんばんは、ロクハナです。
材料だけ計ってさっさと寝るつもりだったんですけどね。なんか、本見てたら「今からでもできるんじゃないか」という強気な勘違いに襲われ(まあよくあることなんですけど)、説明文の「焼きっぱなしなので手間いらず」という文章にあっさり煽られ、もう夜更けだってのに乗り乗りでケーキ作ってるわけですよ。キャッホー!(無駄なハイテンション)
たぶん簡単だろうとなめてかかったら、湯せんでチョコレート溶かしてるとこに誤ってお湯こぼしそうになったり、電子レンジ用の容器だから大丈夫だろうと思ってた型がオーブンの熱に耐えられず溶けたりと、ホント「ネタか?!」ってくらいトラブルに見舞われ、てんてこ舞い。テンテコ、テンテコ(※舞い中)。で、えーとどうにかトラブルを乗り切って生地をオーブンに押しやったところでですね、気付くわけですよ。
「混ぜた生地を型に流すとき、流し終わりの生地は
真ん中ではなく端に流しましょう」
ぐはー!!もっと早く言ええええ。思いっきり真ん中に投入してしまったではないか。既にオーブンの中でゴンゴン回りながら焼かれているケーキを見送りつつ、強引に結論づけるロクハナ
「ま、どうにかなるだろう」
潔いのでも楽観的なのでもない。悲観するのが面倒になってきただけである。そろそろ夜も更けてきたので、そうそうハイテンションも続かないのだ(まあよくあることなんですけど)。焼きあがったケーキはあれほどトラブルに見舞われたにも関わらずなかなかの出来で、本に書いてある「はじめてでもできる」は本当だったかと感心いたしました(できなかったらボロクソに罵るつもりだった)。さて、ケーキも出来たことだし
……寝よう(食べないのかよ)。
夜中にガチャガチャ何やってるかと思えば…ガトーショコラを作っています。こんばんは、ロクハナです。
材料だけ計ってさっさと寝るつもりだったんですけどね。なんか、本見てたら「今からでもできるんじゃないか」という強気な勘違いに襲われ(まあよくあることなんですけど)、説明文の「焼きっぱなしなので手間いらず」という文章にあっさり煽られ、もう夜更けだってのに乗り乗りでケーキ作ってるわけですよ。キャッホー!(無駄なハイテンション)
たぶん簡単だろうとなめてかかったら、湯せんでチョコレート溶かしてるとこに誤ってお湯こぼしそうになったり、電子レンジ用の容器だから大丈夫だろうと思ってた型がオーブンの熱に耐えられず溶けたりと、ホント「ネタか?!」ってくらいトラブルに見舞われ、てんてこ舞い。テンテコ、テンテコ(※舞い中)。で、えーとどうにかトラブルを乗り切って生地をオーブンに押しやったところでですね、気付くわけですよ。
「混ぜた生地を型に流すとき、流し終わりの生地は
真ん中ではなく端に流しましょう」
ぐはー!!もっと早く言ええええ。思いっきり真ん中に投入してしまったではないか。既にオーブンの中でゴンゴン回りながら焼かれているケーキを見送りつつ、強引に結論づけるロクハナ
「ま、どうにかなるだろう」
潔いのでも楽観的なのでもない。悲観するのが面倒になってきただけである。そろそろ夜も更けてきたので、そうそうハイテンションも続かないのだ(まあよくあることなんですけど)。焼きあがったケーキはあれほどトラブルに見舞われたにも関わらずなかなかの出来で、本に書いてある「はじめてでもできる」は本当だったかと感心いたしました(できなかったらボロクソに罵るつもりだった)。さて、ケーキも出来たことだし
……寝よう(食べないのかよ)。
VHS ビクターエンタテインメント 1990/04/27 ¥12,285
「恋のドッグファイト」に続き、これもDVDが出てないそうですよ。おかしいな。ジョセフ・L・マンキウィッツ監督作品の中では、絶対「イヴの総て」より面白いと思うのだが。カーク・ダグラスも出てるぞ。でもダメですか。そう…。
回想シーンで、謎の女性アディの影が登場するたびに、自分は女として絶対負けてると自己嫌悪に陥るヒロインたち。分かるよ、忙しさにかまけて夫の誕生日をすっかり忘れてるところに、アディから夫の大好きな稀少レコードがプレゼントとして送られて来たりするんだものね。たまらんよね。3組のカップルを見比べながら、「えー、なんだよ、結構愛されてるじゃん」とか「うーん、私もこんな感じだな」とか「いやー、ここまで酷くはないよねえ」とか、ワイドショーを見るオバチャンみたいな感じで楽しめます(苦)。3人の妻のうち、誰の夫が駆け落ちしたか予想するのもお忘れなく。幸福な家庭というのはみな似通ったものだが、不幸な家庭というのはそれぞれその不幸のおもむきが異なっている。ってトルストイを引用するまでもないんですけど、金と野心のために結婚した妻と、その妻を愛するが故にすべて受け入れている夫、というカップルにはなんか、夫婦というものの複雑さと深淵を見せつけられたような気持ちであります。奥が深い。私が言うとなんとも底が浅い。
「イヴの総て」は最初からオチが見えてちょっと退屈(その分、わかりやすいっちゃわかりやすいのですが)なのに対し、こちらはもうちょっと捻りが効いてて今見ても飽きないのではないかと思います。人は死なないけど、ヒッチコックのサスペンスを見てるような快感アリ。
遊覧船に乗り込んだデボラ(ジーン・クレイン)、リタ(アン・サザーン)、ローラ(リンダ・ダーネル)3人の妻の許に、アディと名乗る謎の女性から「あなたたちの主人の誰かひとりと駆け落ちします」との手紙が届けられた。既に船は出てしまい、夕方まで帰宅して調べるわけにもいかずあわてるようにも3人。実は彼女らはそれぞれ、夫が自分を捨てるだけの要因を持ち合わせていた…。
「恋のドッグファイト」に続き、これもDVDが出てないそうですよ。おかしいな。ジョセフ・L・マンキウィッツ監督作品の中では、絶対「イヴの総て」より面白いと思うのだが。カーク・ダグラスも出てるぞ。でもダメですか。そう…。
回想シーンで、謎の女性アディの影が登場するたびに、自分は女として絶対負けてると自己嫌悪に陥るヒロインたち。分かるよ、忙しさにかまけて夫の誕生日をすっかり忘れてるところに、アディから夫の大好きな稀少レコードがプレゼントとして送られて来たりするんだものね。たまらんよね。3組のカップルを見比べながら、「えー、なんだよ、結構愛されてるじゃん」とか「うーん、私もこんな感じだな」とか「いやー、ここまで酷くはないよねえ」とか、ワイドショーを見るオバチャンみたいな感じで楽しめます(苦)。3人の妻のうち、誰の夫が駆け落ちしたか予想するのもお忘れなく。幸福な家庭というのはみな似通ったものだが、不幸な家庭というのはそれぞれその不幸のおもむきが異なっている。ってトルストイを引用するまでもないんですけど、金と野心のために結婚した妻と、その妻を愛するが故にすべて受け入れている夫、というカップルにはなんか、夫婦というものの複雑さと深淵を見せつけられたような気持ちであります。奥が深い。私が言うとなんとも底が浅い。
「イヴの総て」は最初からオチが見えてちょっと退屈(その分、わかりやすいっちゃわかりやすいのですが)なのに対し、こちらはもうちょっと捻りが効いてて今見ても飽きないのではないかと思います。人は死なないけど、ヒッチコックのサスペンスを見てるような快感アリ。
ISBN:4499281199 大型本 ロバート・サブダ 大日本絵画 2005/09 ¥3,990
大人気みたいですね、ロバート・サブダの仕掛け絵本。多分「不思議の国のアリス」の方が女子人気高いのでしょう。実際大きくなり過ぎて家からはみ出してるアリスなんかは堪らないものがありますが、私はオズも大好きなのであえてこっちで。絵が初版に忠実なところがいい。オズははっきり言って初版の絵がいちばん不気味で魅力的だ。
まだ開いてないので、詳しい感想書けなくてごめんなさい。
私は「エメラルドの都」より、「黄色いレンガの道」に期待をかけております。
大人気みたいですね、ロバート・サブダの仕掛け絵本。多分「不思議の国のアリス」の方が女子人気高いのでしょう。実際大きくなり過ぎて家からはみ出してるアリスなんかは堪らないものがありますが、私はオズも大好きなのであえてこっちで。絵が初版に忠実なところがいい。オズははっきり言って初版の絵がいちばん不気味で魅力的だ。
まだ開いてないので、詳しい感想書けなくてごめんなさい。
私は「エメラルドの都」より、「黄色いレンガの道」に期待をかけております。
昔から極端に頭が悪かったので、知能テストのようなものは極力避けて生きている。知識を問われるテストなら苦労して覚えるが、閃きが必要な問題になるともうお手上げ。知性の鋭さ具合が分かるような心理テストも嫌いだし、もっと言えば
手相占いでも頭脳線だけは絶対見せたくない。
そんな私だが、小学生の頃はさすがに知能テストを避けるわけにもいかない。有無を言わさずやらされるので。正確にIQをはかる大掛かりなテストはまあ、しょうがないとして、私が苦痛でたまらないのはもうちょっと頻繁に行われる小規模なテストである。国語の時間などに物語を一篇読み、それを覚え、設問に答えるというもの。アヒルは何匹出てきましたか?1〜4の項目を、起こった順に並べなさい、みたいな簡単なものなの。しかし暗記力、数字、ともにことごとく弱い上、「テスト」と聞くと制限時間と緊張感ですっかりパニック状態に陥ってしまう私にとって、このテストは普通の人の何倍も難しい。さあ、アヒルは何匹出てきましたか?知るかー!数なんて数えるかー!!そもそもアヒルなんていたかー?!実は白鳥でしたなんてひっかけはなしだぞー!!(すっかりパニック)そんな中、苦心の末導き出した回答は
「おおむね3ひき」
いいかげんに生きてる未来の私を暗示するような回答。
手相占いでも頭脳線だけは絶対見せたくない。
そんな私だが、小学生の頃はさすがに知能テストを避けるわけにもいかない。有無を言わさずやらされるので。正確にIQをはかる大掛かりなテストはまあ、しょうがないとして、私が苦痛でたまらないのはもうちょっと頻繁に行われる小規模なテストである。国語の時間などに物語を一篇読み、それを覚え、設問に答えるというもの。アヒルは何匹出てきましたか?1〜4の項目を、起こった順に並べなさい、みたいな簡単なものなの。しかし暗記力、数字、ともにことごとく弱い上、「テスト」と聞くと制限時間と緊張感ですっかりパニック状態に陥ってしまう私にとって、このテストは普通の人の何倍も難しい。さあ、アヒルは何匹出てきましたか?知るかー!数なんて数えるかー!!そもそもアヒルなんていたかー?!実は白鳥でしたなんてひっかけはなしだぞー!!(すっかりパニック)そんな中、苦心の末導き出した回答は
「おおむね3ひき」
いいかげんに生きてる未来の私を暗示するような回答。
藪から棒にマッサージに凝ってみました。
つきましては、練習台を募集しております。
練習台になっても良いという人はメールでお知らせください。
件名は「メチャメチャにして」
本文は「ロクハナさんになら…何されてもいいです…」
でよろしく。ほらあの、万一マッサージ中に何かあった場合、このメールを証拠として提出すれば責任追及を免れ……
みんなのメール、待ってマス☆
つきましては、練習台を募集しております。
練習台になっても良いという人はメールでお知らせください。
件名は「メチャメチャにして」
本文は「ロクハナさんになら…何されてもいいです…」
でよろしく。ほらあの、万一マッサージ中に何かあった場合、このメールを証拠として提出すれば責任追及を免れ……
みんなのメール、待ってマス☆
VHS ワーナー・ホーム・ビデオ 1994/01/21 ¥2,604
ベトナム出征前夜、海兵隊員であるエディ・バードレース(リバー・フェニックス)は100ドルの賞金を賭けて「ドッグファイト」に参加する。ドッグファイトとは、いちばんブスな女の子をナンパしてきた男が勝ち、という、ブサイク女子代表ロクハナに言わせていただければ「クールな若者気取りやがってエラソーに。悪趣味を楽しむも男子のたしなみでございますってか。なめんじゃねえガキが。クソして寝ろ」ゲームである。負け犬の遠吠えですから大目に見てください。大声ですけど。
エディが目をつけたのは、カフェの片隅でギターを奏でるフォーク歌手志望の少女ローズ(リリ・テイラー)。精一杯おしゃれして、勇気を出してエディの誘いに乗ったローズに対し、エディはしだいに罪悪感をつのらせていく…。
恋愛映画のくくりになると思いますが、ベトナム戦争という背景が強い意味を持つ作品。海兵隊の傲慢さと悪趣味に対し、ローズのいる場所のなんて清浄かつ正常なことか。長い戦争が若い彼らからどれだけ多くの正常さを奪ったかと考えると、(時代背景もよく分かってないくせに)思わず胸を締めつけられる。
パーティに行くことに心ときめかせるローズ。ブスのコンテストだったと知って傷つくローズ。反省して深く侘びるエディに対し、再び心を動かすローズ。フォークシンガーの話の途中、「PPMなんか!」とボロクソに非難するローズ(私はここの彼女がとても好きである)。エディとぎこちないキスを交わすローズ。そして、ベトナムから復員したエディを無言で抱きしめるラストのローズ。ブサイクな彼女を演じているリリ・テイラーがもう、めちゃめちゃ可愛くて仕方ない。こんな可愛い子他にいるかよ?みんなどこ見てんのよ?という気持ちに本気でなる。
ほんの少し時代が移り、情勢が変わっただけで、エディを取り巻く環境はガラリと変わってしまう。英雄ともてはやされた時代は過ぎ去り、負傷して復員した彼に対する街の人たちの反応は冷たい。そんな中、一人変わらずにエディを迎え、抱きしめてくれるローズ。涙で声がつまって一言も話せない彼を、無言で慰めるように抱き続ける彼女。痛みに満ちたエディの心と、それを受けとめてくれるローズの存在、そして彼女の存在によって確実に救済された彼の魂。無言のまま映されるこのラストの場面ほど、清浄なシーンを私は知らない。
ベトナム出征前夜、海兵隊員であるエディ・バードレース(リバー・フェニックス)は100ドルの賞金を賭けて「ドッグファイト」に参加する。ドッグファイトとは、いちばんブスな女の子をナンパしてきた男が勝ち、という、ブサイク女子代表ロクハナに言わせていただければ「クールな若者気取りやがってエラソーに。悪趣味を楽しむも男子のたしなみでございますってか。なめんじゃねえガキが。クソして寝ろ」ゲームである。負け犬の遠吠えですから大目に見てください。大声ですけど。
エディが目をつけたのは、カフェの片隅でギターを奏でるフォーク歌手志望の少女ローズ(リリ・テイラー)。精一杯おしゃれして、勇気を出してエディの誘いに乗ったローズに対し、エディはしだいに罪悪感をつのらせていく…。
恋愛映画のくくりになると思いますが、ベトナム戦争という背景が強い意味を持つ作品。海兵隊の傲慢さと悪趣味に対し、ローズのいる場所のなんて清浄かつ正常なことか。長い戦争が若い彼らからどれだけ多くの正常さを奪ったかと考えると、(時代背景もよく分かってないくせに)思わず胸を締めつけられる。
パーティに行くことに心ときめかせるローズ。ブスのコンテストだったと知って傷つくローズ。反省して深く侘びるエディに対し、再び心を動かすローズ。フォークシンガーの話の途中、「PPMなんか!」とボロクソに非難するローズ(私はここの彼女がとても好きである)。エディとぎこちないキスを交わすローズ。そして、ベトナムから復員したエディを無言で抱きしめるラストのローズ。ブサイクな彼女を演じているリリ・テイラーがもう、めちゃめちゃ可愛くて仕方ない。こんな可愛い子他にいるかよ?みんなどこ見てんのよ?という気持ちに本気でなる。
ほんの少し時代が移り、情勢が変わっただけで、エディを取り巻く環境はガラリと変わってしまう。英雄ともてはやされた時代は過ぎ去り、負傷して復員した彼に対する街の人たちの反応は冷たい。そんな中、一人変わらずにエディを迎え、抱きしめてくれるローズ。涙で声がつまって一言も話せない彼を、無言で慰めるように抱き続ける彼女。痛みに満ちたエディの心と、それを受けとめてくれるローズの存在、そして彼女の存在によって確実に救済された彼の魂。無言のまま映されるこのラストの場面ほど、清浄なシーンを私は知らない。
ゲームセンターCX DVD-BOX DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/12/23 ¥8,190
全部見終わりました。
よゐこ有野のリアクションを見てると「この人、光浦靖子に似てるなあ」と思うことがたまにある。一緒に仕事してるから似ててもそんなにおかしくないが。そういえば私は、オセロの中島を見てても「名倉潤に似てるなあ」とよく思う。
私の頭の中の、「類似性を認識する機能」がちょっとおかしいだけかもしれない(その可能性が多分いちばん高いんじゃない)。
全部見終わりました。
よゐこ有野のリアクションを見てると「この人、光浦靖子に似てるなあ」と思うことがたまにある。一緒に仕事してるから似ててもそんなにおかしくないが。そういえば私は、オセロの中島を見てても「名倉潤に似てるなあ」とよく思う。
私の頭の中の、「類似性を認識する機能」がちょっとおかしいだけかもしれない(その可能性が多分いちばん高いんじゃない)。
「ほぼ日」の投稿で、
「女子ってスケベだから嫌いやー」「オレもやー。あいつらすぐ叩くやんかー」などと言い合ってる小学生男子を見て、そのうち彼らも女子を好きになり、スケベなこと考えるようになるんだなあ、と思うと少し惜しい気がした。
というのがあった。その気持ち凄くよく分かる。ウチの学生も今現在は汚れてないが、この先どんどんすれていって、女泣かしたり女こなしたりするんだろうなと思うと、少し惜しい。
カウンターの中でお姉さんは、日々そんなことばかり考えている。
わけないだろう(ちょっとは考えるけどな)。
「女子ってスケベだから嫌いやー」「オレもやー。あいつらすぐ叩くやんかー」などと言い合ってる小学生男子を見て、そのうち彼らも女子を好きになり、スケベなこと考えるようになるんだなあ、と思うと少し惜しい気がした。
というのがあった。その気持ち凄くよく分かる。ウチの学生も今現在は汚れてないが、この先どんどんすれていって、女泣かしたり女こなしたりするんだろうなと思うと、少し惜しい。
カウンターの中でお姉さんは、日々そんなことばかり考えている。
わけないだろう(ちょっとは考えるけどな)。
ゲームセンターCX DVD-BOX DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/12/23 ¥8,190
これ見てたら「プリンス オブ ペルシャ」やりたくなってきた。
ソフト持ってたら貸してくれ>学生
CS放送フジテレビ721/地上波フジテレビで話題沸騰の究極ゲームバラエティー番組をDVD化!クリア困難な伝説のゲームの数々に有野氏(よゐこ)が果敢に挑む!苦闘の末、幻のエンディングがついに明らかに!
これ見てたら「プリンス オブ ペルシャ」やりたくなってきた。
ソフト持ってたら貸してくれ>学生
エイジ・オブ・イノセンス
2006年1月4日 映画DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2002/10/23 ¥3,990 1870年代のニューヨーク。上流階級の弁護士ニューランド(ダニエル・デイ・ルイス)は幼なじみのエレン(ミシェル・ファイファー)と再会し、次第に心惹かれていく。しかしニューランドには婚約者(ウィノナ・ライダー)が、エレンには離婚を承知してくれない夫がいた…。
明けましておめでとうございます。
今年もあたたかい目で見守ってあげてください。お願いします。
この作品は恋愛映画コーナーにありますが、正直恋愛映画としてはいまひとつです。「またか」と言われそうですが、この映画の見所はそこではありません。この映画の見所はずばり、
背景です。
社会とか人間模様という意味の比喩ではない。文字通り背景。お屋敷、家具、調度品、食器、花、庭、めちゃめちゃ美しい。それでいいではないか。実際その洗練された背景の美しさに、見ていて思わずため息が出る。こんな生活してみたい。ゴージャスさで言ったら他にも背景の美しい映画はたくさんあるが、この作品ほど品良く美しい背景を持つ映画って滅多にないんじゃなかろうか。少なくとも背景だけでこんなに飽きさせない映画は珍しいと思う。たまたま私の好みに合ってるだけって可能性もあるが。メイ(ウィノナ・ライダー)が歩く朝の庭も美しいが、エレン(ミシェル・ファイファー)が一人たたずむ暖炉のそばがまた、堪らなく素敵だ。ソファや絵画や花瓶やテーブルや、あらゆる場所から孤独と寂しさが滲み出ているようでちょっと胸を突かれる。
個人的にミシェル・ファイファーは好きだが、ウィノナを蹴ってまで惚れるか?そこまで魅力的か?と。そこは譲るとしても、主人公がエレン(ミシェル)を好きになる理由がどうも、社交界に対する反発精神だけなのではという気がしてしまうのが残念。恋なんてそんなものかもしれないが。絶妙のタイミングで(無自覚に?)邪魔してくるメイがしたたかな悪役っぽいけど、エレンだって自分が不幸だという立場をかなり利用してると思う。私はそれ、まったく悪いことだとは思わないけどね。正しい人が勝つなら恋愛ってもっと楽だろう。たぶん。
最終的に誰がいちばん辛かったのかという話になると、どうにも煮え切らない答えしか出てこない。その辺がスッキリしなくて嫌という人の気持ちも分かる。でも人の気持ちってそんなに単純ではないからなあ。
だからね、背景を見れば良いのですよ。こういう背景の中でだからこそ、この物語は美しく成り立つんです。思いきって言わせていただければ、この作品は恋愛模様より背景を撮りたかったんじゃないか、と。そう思うと「わりと良い映画じゃないか」という感想に変わりませんか?私は変わったんだけどな…。