ISBN:4579209176 単行本 藤野 嘉子 文化出版局 2004/09 ¥1,470

お菓子に続いて、お弁当作りに挑みます。
とりあえず図書館でこれ借りてきました。
この場合、私を「女の子」と呼べるのかどうかは問題ではない。
寒中見舞い申し上げます。

と金子君からハガキが届いた。寒中。今頃ですか。私が年賀状出したから律儀に(だが大幅に遅れて)お返事くれたんだろうけど、メールでいいんじゃないか。携帯止まってんのか。…ありうる。なんたって金子だし。

金子君と私は幼なじみというかそこまでは馴染んでないというか…とにかく古い知り合いだ。あまりに古いのでどうやって知り合ったんだかまったく思い出せない。たぶん金子君が作った粘土を私が壊したとか、金子君が貰ったお菓子を私が勝手に食べたとか、金子君の大好きな女の子のことを私がボロクソに罵ったとか、大方そんなとこだろう。非常に子供らしい、ありがちな光景だ。喧嘩したことはよく覚えている。ゲームの大好きな金子君が「ファンタジーゾーン」というセガのゲームについて熱く語っているとき、「ファンタ地蔵?」とボケた私は、以来かなり長期にわたって金子君から無視されることになる。絡みづらいと判断されたってことか。何様だ金子。

その後いろいろあって(余りにしょうもない出来事ばかりなので省く)、意外にも友情を回復した私たち。細々と長い付き合いを続けて今に至る。金子君の「寒中見舞い」によると、近々結婚のご予定だとか。まあおめでたい。それが言いたくてハガキ出したのか。だったら「結婚しました」ハガキでいいじゃないか。まあいいけど。どうぞお幸せにね金子君。年賀状は早めに出せよ金子君。

ブルボン調

2006年2月23日 読書
買いっぱなしですっかり忘れてた女性誌に目を通す。ファッション誌だろうと何だろうと、地味な「書評」欄から読んでしまう自分は誰より欲望に忠実だ。「FRaU」はファション誌のわりに読み物が結構面白く、活字中毒者にうってつけである。「どんな雑誌読んでますか?」と聞かれて「フラウ」と答えても、十中八九「は?」と言われるが。「女性誌ですよね?」「そうですよ」「ファッション誌ですか?」「そうですが」たまにアンケートにちゃんと答えてやればこれである。ロクハナはアンケートが嫌いだ。

たまたま読んだ連載エッセイ(今回は「美味しんぼ」についてである)がめちゃめちゃ面白く、わはははは、誰だこれ書いてるの?と思って筆者を確認したらブルボン小林と書いてあった。長嶋有じゃんか!!そりゃ面白いわけである。枡野浩一や町田康が連載してるのは知ってたが、長嶋有まで抱えてたとは。やるなFRaU。下手な文芸雑誌よりよっぽど面白いぞ。この調子でどんどんいろんな作家抱えていってください。
大学時代の同級生、シノが書道の昇段試験を受けるそうです。書道の試験て一体、どういう字を書くんだろう。やっぱり「勝訴」とか「敗訴」とかかな(何がどう「やっぱり」なのかは突っ込まないでほしい)。
私は毛筆を持つと何となく、自動的に、「女子十二楽坊」と書きたくなります。

シノちゃん、昇段試験頑張ってください。
料理教室で作った「かぼちゃとりんごのサラダ」。かぼちゃとりんごをマヨネーズや粒マスタード、ヨーグルトなどで和え、レーズンやアーモンドスライスを散らすというものですが…。こういう甘いおかずって、「嫌い」って言う男の人多いよねえ?でもまあ、私の思い込みかもしれないし、こういうのが好きって男性もいないわけじゃないんだからと思って、一応聞いてみました。結果

父「嫌い」

弟「嫌い」

彼氏「嫌い」

あー。
ISBN:4794928823 単行本 ティータイムブックス編集部 晶文社 1998/07 ¥1,995

たかが紅茶ごときに熱弁をふるうジョージ・オーウェルの記事が素敵ですよ。紅茶の入れ方について書いてるだけの文章なのになんて味わい深いんだ、という。せっかくのお茶を台無しにしてしまうような飲み方に堪えられないんでしょうね。わかる分かる、私もそうだから(ってオーウェルに向かってタメ口かい)。基本的に私も彼の入れ方に賛成です。ポットを温める方法として「暖炉のそばに置く」ってとこだけ真似出来ないのが残念ですが。

紅茶、ハーブティー、中国茶、韓国茶、日本茶、その他世界のお茶についての味わい方、入れ方はもちろん、いろんなエピソードが満載でとても面白かった。ハウツー本と言うよりはむしろ、読み物として楽しめます。私はハーブティーついてほとんど知識がなかったので、「ハーブティーは基本的にブレンド」という常識を知っただけでかなり目からウロコ。カモミールティーだとか、ブレンドでないお茶もあるにはあるけど、「1種類のものだけを摂取するのは身体に負担がかかる」という考え方から基本的にいくつかのブレンドで飲むのが普通だとか。そして気取った席で飲むお茶というよりは、キッチンでひとり飲むお茶といった趣が強いそう。なんかそう聞くと、暖かさとか親しみのようなものがわいて「あ、ちょっと飲んでみたいなあ」と思わないか?少なくとも「ポプリを煮出したような得体の知れない飲み物」といった誤解はこの本で解けるはず(笑)。紅茶についても、書き手の好みが「アッサムのミルクティー」ってだけで既に私は好感持ってしまいます。紅茶と言ったらダージリン、というお約束の展開じゃないところが良いね。もちろんいろんな茶葉を説明してくれるんだけど、自分は何が好きでどんな風に紅茶を広めようとしたかを、すごく楽しそうに語ってくれてるところが素敵だなあと思いました。日本茶については、著者が深蒸しの濃いお茶にちょっと驚いてるところが好きです。はっきり書いてはいないけど、多分そんなに、好みではないんでしょう(笑)。実は私も深蒸し茶がちょっと苦手で(前のバイト先でさんざん売っていたにも関わらず苦手なのです)、深蒸し以外のお茶をたくさん紹介してくれるとそれだけで嬉しくなってしまいます。煎茶を「熱湯ではなく70度に冷ましたお湯でいれたらすごく美味しくてびっくりした」というあの感動は凄く分かる。煎茶は温度に気をつけるだけで飛躍的に美味しくなるよね。

初心者もベテランも、ちょうどいい具合に楽しませてくれる「ワーズワースの庭で」のような本。そういえば「ワーズワースの庭で」第1回目の放送は、テーマが「紅茶」でしたね。もうすっかり古い話なので、何人通じてるんだろうと書きながら少し不安。
ISBN:4062108666 単行本 爆笑問題 講談社 2001/11/25 ¥1,365

ブックオフで100円だったのでつい買ってしまった。私のブログでこないだからちょっと「です、ます」調が増えたのは、あからさまにこの本の影響。いかんいかん。キャラが違う。

私の太田光好きは有名ですが、爆笑問題を知ったのは不覚にも遅い。GAHAHAキングの10週勝ち抜き戦のあたりからかな(十分古い)。最初に10週勝ち抜いたのが爆笑問題で、2代目がフォークダンスDE成子坂。私は太田ファンのくせにちょっとだけ成子坂のオケタ君に浮気していたことがあります。男の趣味が悪かったので。でもすぐまた、何事もなかったかのように太田のもとに戻ってきました。成子坂が解散したからじゃないですよ。ボキャブラ天国で変なパーマかけてたからでもないですよ。今でも爆笑オンエアバトルなど見ると、一人で頑張っている(今はまたコンビ組みましたか)村田渚君を応援しています。さっぱりオンエアされないので、応援のしがいがないのがちょっと、残念です。
話がずれまくってしましました。ごめんなさい。もうちょっとだけずれます。私と太田の共通点。これが意外とたくさんあります。サリンジャーが好き、モンティパイソンが好き、牡牛座

ちゃんと数えたら3点しかありませんでした。でもまあまあかぶってますよね。そういうことにしてください。

話戻してコラムですが、言うまでもなく私はこれが大好きでした。勿論今でも、「爆笑問題のススメ」のコラムを楽しみに生きています。そのわりによく見逃してるのは、不徳の致すところですが。角田光代さんがゲストだった回を録画された方、是非ともご連絡ください。ここだけちょっと本気です。
太田のコラムの何がすごいって、田中の突っ込みです。私だったら絶対、あんなに拾えません。ボケてんのか本気なのかの区別もいまいちつきません。田中が突っ込んで初めて意味の分かるボケも多いです。彼がいなかったら、太田が何喋ってんだか誰も分からなくなってしまうかもしれない。田中さんてすごいですね。戸田奈津子みたいですね(違)。太田のボケは、落語仕立てからオヤジギャグからヘ理屈から、どれも凄く面白かったです。最後の書き下ろしがまた、意味分からないにもかかわらずめちゃめちゃ面白くて、「あ、田中いなくてもやっぱり可笑しいものは可笑しいか」と先ほどの結論を早くも覆してしまいました。田中さんごめんなさい。ここまで付き合って読んだのに、全然感想がないじゃないかよ、とお怒りのみなさんに対しても、あの、ホント、ごめんなさい。自分でも気付いてたんですけど、途中から脱線し過ぎて戻せませんでした(涙)。
ISBN:4091923844 文庫 澤井 健 小学館 1999/07 ¥610

峰不二子になりたいという女子はいっぱいいると思いますが、私の憧れは五十嵐一女(いがらしイオナ)でした。イオナを一言で説明するならば、サブタイトルの「Sexy dynamite in elementary school」そのまんまでございます。スーパーモデル並みの美貌と傍若無人な性格を兼ね備えた教師が、小学校でやりたい放題やる、という。内気で控えめ、大人しくて目立たなかった中学生の私は、人を人とも扱わない横暴な態度のイオナを見て「こんな風に生きたいわあ」と強く憧れたものでした。それから10年以上たった今現在、まあだいたい達成できました。美貌以外。ちょっと規模は小さくなってしまいましたが、図書館でやりたい放題やっております。セクシーダイナマイトまではいきませんが、ダーティプレイメイトくらいでなんとか生きてます(?)。エロテロリスト・オブ・トショカンの座も手に入れました。要は「言ったもん勝ち」ってことでしょうか。ともあれ私は夢を実現させたのです。私の周囲には、かつてのあの内気な少女を恋しがる声も決して少なくありませんが、ま、それはそれで置いとくとして。

作者の澤井さんという人は、本当に絵が上手くてセンスも素晴らしいんですけど、それ以上に変人だと思います。変人というよりミステリアスな人というべきか。作品の方向性がいまいち掴めない。「イオナ」もたまに方向性が掴めなくて困惑します。他の作品だと更に困惑します。でもそれで良いと思います。ミステリアスな女の方が魅力的なのと同じ原理です。考えるのが面倒なので上手く逃げてみました。ぜんぜん逃げ切れてませんね。

「イオナ」を読んでゲラゲラ笑いながら(あ、これギャグマンガなんですよ、今更ですけど)知らず知らず気付いたことは、美というものの持つ圧倒的な力。表面的、装飾的な意味の美ではなくて(それもある程度強いものではありますが)、人が洗練された時に持つ力、とでも言えばいいか。大人になるってそういうことでもありますからね。一瞬だけでも成長する子供たちを見てると(すぐまた元に戻るんですけど)「かっこええなあ」と本気で思う。大人になるのが早い子から苦労もするけど、大人には大人の愉しみってものがあるのよ、ふふ、ってな感じのイオナ。子供から見るとミステリアス通りこして「理解不能」でしょうが、大人の私から見ると「けっこう優しい?」と感じてしまいます。優しくて淫乱。あ、やっぱり私の理想と一致してますね。言わずもがなですが、エロの持つ力(と無力さ)も遺憾なく発揮されていて好きです。

イオナを通して大人の世界を垣間見る子供たちの、理解不能っぷりと落胆と、「でももしかして、そっちの世界って楽しいの?」という疑りの眼差しが良いなと思う。「楽しいわよ、ふふ」などと答えてすます子供たちの不信感を募らせている私。いつのまにか大人になったもんですね。

最後に余談ですが、かつて山咲千里が愛読書に「イオナ」をあげていて、非常に納得のいった思い出があります。
私の好きだった海外ドラマ「ブロッサム」と「頑固じいさん孫3人」のDVDが出てないそうで、なんかもう、悔しくて堪りません。

・・・・勝ったと思うなよ「フルハウス」ファン(※被害者意識が高じてやつあたり中)。
ISBN:4278037465 単行本 脇 雅世 大泉書店 2002/11 ¥1,050

バレンタイン終わってやっと一息ついてます。やれやれ。この本に載ってるお菓子、一体いくつ作ったことか。それもほとんど彼氏じゃなくてバイトの学生と家族の胃に収まったという。いえ、喜んでいただければそれで、自分は満足であります。

簡単でなおかつウケが良かったのはやはり、ブラウニーとチョコレートプリンですね。メレンゲ泡立てたりする手間もないし、卵も余らないし(プリンの場合は卵白が余ってしまいますが)、なんと言っても「どれだけ失敗しても持ち直せる」という素晴らしい利点が。ここで言う「失敗」とは、混ぜ方だとか、材料を入れるタイミングの間違いとか言ったような一般的なミスではありません。もっとこう、予期せぬような恐ろしい事態です。「絶対失敗しない」と銘打つ数々のお菓子作り本の作者も、さすがにそこまでは予想できなかったと思わず認めてしまうような事態です。喩えるなら「シックスセンス」や「猿の惑星」のオチのような…ええー、そうだったのかよ、地球だったのかよ、みたいな。…なんの話でしたっけ。そうそう、私はそういう予期せぬ失敗をよくやるので、さすがにある程度は予想できるんですけどね。具体的にどんなのかというと、一番多いのは「材料を引っくり返す」ですね。「混ぜてる最中に引っくり返す」「型から出す際に引っくり返す」のみに収まらず「皿に盛り付け終わったところで引っくり返す」など。これは相当凹みます。よくやるけどやっぱり凹みます。次に多いのは「オーブンから出した重しを素手で掴んで火傷しかける」。さすがに型を持つときは絶対素手で触ったりしないのですが、「重し」となると何故か気が緩んでしまい、さっさと手で取ろうとしてしまいます。アホとしか言いようがありません。ここで慌てて型ごと落としてお菓子を全滅させたこともあります。我ながら居た堪れない。他にも粉ふるい器で薄力粉などをふるってる際、あやまって「粉ふるい器ごとボウルの中に落下させる」「本に書いてある注意書きを読み忘れる」「コアントローが酒の名前だということを知らなかった」「耐熱容器だと思ってたらそうじゃなかった」「ゴムべらを溶かした」など、なんかもう散々なんである。これ以上書くと人間性を疑われそうなのでもうやめるが。

で、これだけやっても出来るのがブラウニーとチョコレートプリンなんですよ。凄いでしょ?凄いよね。なんと言うかこう、彼らの凄まじい生命力を感じます。未だに3回に1回は「粉ふるい器ごとボウルの中に落下させる」をやってますが、全然ダマにならず、仕上がりにはまったく問題のないブラウニー。……もういっそ、「ふるわなくてもいいんじゃないか」と何度思ったことか。一方チョコレートプリンの方は、作業過程が非常に簡単なので珍しくノーミスでクリアしております。タネを器にガーッと流して湯せん焼きしてるだけなのに、パリパリの層、もっちりした層、トロトロの層、と3段階の味がしっかり出来てしまうから不思議。多分うちのオーブンが優秀なんでしょう。そんなわけで、この本で作るならブラウニーとチョコレートプリンがダントツでお勧めです。失敗しても持ち直せるだけでなく、どれだけめちゃくちゃに作っても何故か凄く美味しい。誰かに作ってあげるときは、作業過程で何があったかは秘密にしておくとなお良いと思いました。

アックス!

2006年2月14日 TV
DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/06/24 ¥19,950

斧持ってる美少女が大好きなんですよ、唐突ですけど。
ドラマ「女王蜂」の予告で栗山千明が斧持ってるの見て「あ、そうそう、美少女には斧だよな」と当たり前のように思った後で「・・・・え、なんでだよ?!」と自分に突っ込み。どっから来てるんだその発想は?と。別に斧じゃなくたっていいだろう。銃だってナイフだって鞭だってヨーヨーだって(スケバン刑事?)予告状だって(キャッツアイ?)なんだっていいだろ、と。・・・・いやでもやっぱり斧なんだよな。なんだこれ。なんでこんなに斧が好きなんだ私?ということで記憶を遡って考えた。その結果、分かったんだよこれが。私の斧フェチの理由、それは

ハドソン夫人。

私と同世代の人間にすらなかなか通じないのに、ましてや学生のみんなになんて絶対通じないと思うけどもうここまで書いちゃったから書くわ。宮崎アニメで昔「名探偵ホームズ」っていうTVシリーズがあってね(劇場版もあるけどそれはまた別の機会に)、基本的に下敷きになってるのはコナン・ドイルのホームズなんだけど、キャラクターは全員擬人化した犬で。私は背が高くて脚が長くてスマートで前髪が長いホームズに夢中でした(犬だけど)。多分あともう少し声が好みだったら惚れてたでしょう。ハドソン夫人の設定も原作とは異なっていて、NHKドラマ版などでは気丈なおばあさんとして登場する彼女も、宮崎アニメ版ではうら若き未亡人。「めぞん一刻」の管理人さんみたいな感じ。「めぞん一刻」の説明まではしないぞ。で、普段はおしとやかな淑女のハドソン夫人が、一度だけすごい剣幕で斧振り乱して不時着したパイロットを救出するシーンがあって、私これ大好きでした。だいたいこのTVシリーズは、ホームズが走り出した汽車に飛び乗るシーンだとか、モリアーティ教授を追って車で疾走するシーンだとか、走るシーンが実に気持ち良くて大好きなのだけど、その中でもハドソン夫人が塀の上(!)を走るシーンはなかなか素敵。そこで持ち出すのが斧ってまたえらい実用的かつ無骨な道具で、華奢なレディのハドソン夫人にそんな道具使いこなされたらそりゃあ・・・・・惚れるよね。え?惚れない?

ともかく、多分このときの印象が私を斧フェチにしてるんだろうな、と結論づけたわけでした。ま、横溝正史作品の影響なんかもちらほらあるだろうけど。
「キルビル」世代のみんなからは、そのうち鉄球フェチとか出てくるんじゃないかと今から楽しみにしております。
誰でも、あの人にこの役をやってほしいという夢があると思う。

柳楽優弥君に「上と外」の楢崎練とか。
栗山千明に真賀田四季とか。
飯島直子に「水戸黄門」のかげろうお銀とか。

でもそろそろ、

キアヌ・リーヴスのマスターキートンは諦めます
(よくもそんな大それた夢を)。
よくジャッキー・チェンと一緒に出ているデブキャラ、サモ・ハンのことを学生に話したら、思いきり「分からない!」と答えられたので解説。

「見た目は極楽トンボの山本、動きはパパイヤ鈴木、声は爆笑問題の田中」

……鵺の説明みたいになってしまった。
そして「声は」てそれ、日本語吹き替え版の声だろう……。
友達にアルバムを見せたら、

だいたひかるに似てると言われました。

「この写真とか、ちょっと似てない?」

それは・・・・右半分が顔面麻痺してたときの写真ですね。

だいたさんすいません。
街で偶然友だちに会いました。
しかしあいにく、お互い風邪気味で声が出ません。
しょうがないので手話で話そうと試みる私たち。
二人が知ってる唯一の手話。それは

「あなたがヒロミさんですか?」
「そうです私がヒロミです」

(庵野秀明監督「ラブ&ポップ」参照)

だけ。これだけ。
そして私はヒロミじゃないし。
友達だってヒロミじゃないし。

あかん。

私たちってホント駄目ね。
二人で肩をたたき合いながら、
ため息ついてお別れしましたとさ。
ISBN:4828410562 大型本 フリックス編集部 ビジネス社 2003/06/06 ¥1,680

やれ学会だTOEICだレポートだ期末テストだと、勉強に追われていっぱいいっぱいの学生たち。精神的にも肉体的にも参ってしまい、意識すら朦朧としてる彼らに向かい、買いたての本をかざして能天気に語りかける私。

「こっちのページのキアヌとこっちのページのキアヌ、どっちがカッコイイ??」

ごめん。ホントごめん。悪かった。
料理教室に通い始めたので早起きできるようになりました。今まではどれだけ寝てたんだと聞かれると、胸が痛んで答えられません。
図書館では、これまでそんな一角があることすら知らなかった「家政学」コーナーに入り浸り。素直に料理法だけ覚えれば良いものを、「なぜそうなるのか、なぜそれなのか」という理屈を説明されると楽しくて楽しくて止まらん。どこまでもオッサンくさい女である。

今日は頑張って作ったチョコレートショートケーキを3切れも床に落としてしまい、私にはよくあることなのに経込みました。あーあ。

さっきチョコレートプリン作ったので、明日持っていきます。中まで火が通ってなかったら凄くごめん☆
「羊たちの沈黙」ブームだった私の世代からすると信じられないのだが、学生の間ではジョディ・フォスターの知名度が驚くほど低い。「羊たちの沈黙」すら知らないと言われると、あらためて年代の差を感じる。「羊たちの沈黙」を知らないくらいだから、「タクシードライバー」や「ホテル・ニューハンプシャー」だって勿論知らない。なんてこった。私・・・・「白い家の少女」や「FREAKY FRIDAY」まで見てるんだが・・・・ちょっと見過ぎか?

今日も懲りずに、バイト中、周りの人にジョディ・フォスターを知ってるかどうか聞いてみました。以下、ロ→ロクハナ、か→かほ(ロクハナと同い年の図書館員)、月→図書館アルバイト月曜担当女子(学生)、でお読みください。

ロ「ジョディ・フォスターって分かる?」
か「エリン・ブロコビッチの人?」
ロ「えーとそれは、ジュリア・ロバーツ・・・・」
月「え、エリン・ブロコヴィッチってスキンヘッドの人ですよね?」
ロ「・・・いやそれは多分マルコヴィッチ・・・」

突っ込まないとどうなるのか見たかったが、あまりに話がズレるので我慢できずに突っ込んでしまった。天然ボケって恐ろしい。余談ながら、私は前のバイト先でも似たような経験をしている。バスターキートンの話をしてたつもりが何故か「マスターキートン」の話と受けとめられ、話を戻そうと益田キートンの名前を持ち出したら「それ、ちびまるこちゃんのナレーションの人でしょ?」と言われた。それはキートン山田である。

話戻します。つづき。

月「あー!エリン・ブロコビッチ分かりました!シングルマザーの」
か「そうそう、あれ結構面白かったよねー」
月「面白かったです。気分良くて!」

そんなわけで「エリン・ブロコビッチ」で盛りあがる二人。もうジョディ・フォスターどころじゃないので、私も潔く諦めた。うん、良かったよね、エリン・ブロコビッチ。

毎回理系の話について行けず、結果変な相槌を打ってる私。それが周りからどんな風に見えてるか、分かったような気がする一日。
料理教室の無料体験で作ったメニュー、煮込みハンバーグとオニオンスープなど作ってみました。うむ。やれば出来るんだな私。

得意料理が「かき氷」から「煮込みハンバーグ」へと一気に昇格。人類にとってはささやかな一歩だが、私にとっては大きな一歩。良かった。これで冬も大丈夫。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2006/02/03 ¥3,980

連日ろくに更新もしないで何やってるかというと、お菓子を作っているのです。一度成功したので調子に乗り、「ブラウニーなんて簡単」と侮っていたら、あやうく生地を全滅させるとこでした。危ない危ない。まさかあんなに膨らむとはね。ベーキングパウダー恐るべし(量れ)。

私はガトーショコラ、ブラウニー、シフォンケーキなら、そこそこ作れるということは分かった。ザッハトルテ風ケーキも出来たことは出来たが、物凄く大変だったので二度と作りたくない。…プロを目指す人間にあるまじき発言になってしまった。いかん。うーん、えーと、もうちょっと簡単に作れる方法を考案します。ジャングルでウンパルンパを見つけるとか。ああ、絶対そっちの方が大変だな。

まあいろいろあったけど、本日のブラウニー(ガナッシュクリームとナッツ乗せ)もどうにか形にはなりました。出来は明日食べる人が判断すれば良いこと。よろしく明日担当のバイト君。できればここ読む前に食べてくれ。

< 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19

 

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索