いつ、あなたに、会えますか。
折しも私がサンドラブームに乗っかったところで来日するか、サンドラ・ブロック(とキアヌ・リーブス)。

うああああ、一生に一度くらい生で見たいいいい。どうしよう、行っちゃおうかな空港。サンドラ見に(キアヌは……)。

私は「スピード」に並々ならぬ思い入れがあるので、サンドラとキアヌという2人の並びが物凄く好きなのだ。もうサンドラならキアヌに何したっていいです。どんなプレイでもOKです。むしろやってください。やってやってください。

来日される9月2日はキアヌ・リーブス42才のお誕生日(まーどうしましょう、私と相性の良い乙女座?いやん)。さっきサンドラ・ブロックも42才と知って少なからず衝撃でしたが。まあ…「スピード」の時30くらいだとしたら、そんなとこだよな、うん(でもびっくり)。
キアヌ・リーブス単品だと微妙だけど、サンドラも来る上にお誕生日では…空港どれだけ人来るんでしょう。私ぜったい埋もれちゃうよ。今だからこんな冷静でいられるけど、当日その場に行ったら絶対

「キアヌ!キアヌ!!キアヌ!!キアヌ!!!」

ですよ。いつもの癖でうっかり「脱いで抱いて犯して」とか言いかねないですよ。どうしようボディガードの人にキメられたら。

こんな(危険な)私と一緒に空港行ってもいいよという人いませんか。いたら凄いな。ちょっと本気で募集しております。

2006年8月17日 日常
お笑いコンビは名前に「ん」が付くと売れるそうです。
友人ハヤシヤさんと一緒に検証してみましょう。

ハヤシヤ「ダウンタウンとか」
ロクハナ「おぼんこぼんとか」

ハヤシヤ「ウッチャンナンチャンとか」
ロクハナ「オール阪神・巨人とか」

ハヤシヤ「ナインティナインとか」
ロクハナ「ザ・ぼんち」

ハヤシヤ「…いちいちボケなくていいから」

え。全部本気ですが。

※ハヤシヤとロクハナは同級生。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/11/18 ¥1,500

ボロクソに罵ってやろうと思って見たんですけどね。

あの、ええとその……あれだ。笑いたきゃ笑え。……ちょっと泣きそうになっちゃったよ。うがー!!こんなんで!こんなんで!!なんで!!

ずるいよな、あの、なんというか、エンヤ禁止。ラブストーリーでエンヤの曲使うのホント禁止にしませんか。ついでに「レオン」のエンディングでスティング流すのも禁止にして欲しいくらいだ(絶対泣いちゃうから)。
うわーん、ちくしょー、このキアヌ全然好みじゃないのにー。前半のオレ様っぷりなんかホントまったく可愛くなくて、脱いでも全然トキメかない。脱ぐな。むしろ。後半の「巻き込まれて、流されて、捨てられる」のエキスパートっぷりは、まあ、いつもの彼らしくてイイかなと思う。歌も思ったほど酷くないじゃん。反町より上だよ、上。よかった。正直江角マキコくらい酷いかと思ってた(すいません)。

私がシャーリーズ・セロンの魅力をいまいち分かってないせいもありますが、前半なかなか話に入り込めずに苦労した。やっぱり導入部分の設定にちょっと無理ないかなあ。後半への伏線とはいえ、常識的に考えて苦しいと思う。だから「うわーダメじゃないかなこれ…」と不安になったんだけど、意外と後半まき返しましたね…。ベタな展開なのにうっかり泣きそうになっちゃったのは、私が極度に感傷的だからですよそうですよ(逆ギレ?)。いや分かってるんだ、かなり微妙な作品だということは(笑)。ただね、多分、勘なんですけど、この映画は秋の季節を映した映像が気持ちに上手いこと作用して、見てる人をなんだか感傷的な気分にさせちゃうんじゃないかな。弁解じみてますか?(汗)

だいたいこのジャケットになってるシーンだって、実際はこんなシーンないだろ(笑)。いや2人がこういう格好してるシーンはあったけど、屋外ではなかったよね。でも屋外のシーンが多いからあんまり違和感ない。上手い。この「秋」の効果はエンヤより強いかもしれません。

キアヌの目隠しプレイは、見てると失笑ものですが、実際やられたらもう、私は鼻血出して喜ぶと思います。やっぱり恋愛は、見るよりやる方が良いね。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2006/01/27 ¥1,500

両親が出かけてるのをいいことに、居間のTVでキアヌ祭(DVD鑑賞会)やろうと思ったんだけど、たまたま民放の「デモリションマン」をちらっと見たら「うわーん、やっぱりサンドラ可愛いや(変な服着てるけど)」ということで急遽サンドラ・ブロック祭に変更。

TSUTAYA半額期間を利用して、前々から見たかった「プラクティカルマジック」を借りてきたー。ついでに「スウィートノーベンバー」(キアヌ映画)も借りちゃったのは愛嬌だー。

や、「プラクティカルマジック」前々から気になってたのは本当なんだけど、いざ借りようと思ったらこんなときに限ってタイトルど忘れしてしまい、一人店内で苦悶。なんかこう、「クリティカル」みたいな…「プライオリー」みたいな…「ふたりはプリキュア」みたいな…。いらんギャグを織り交ぜつつも必死で捜索。「ク」と「プ」を中心にくまなく探して見事、見つけ出しましたよ。やったぜ。「地獄の亡者に押し寄せられながら、なんかを掴み取ってるコンスタンティン」と同じポーズとってやったぜ。店内で。

通報される前にさっさと借りて帰宅。「スウィートノーベンバー」とどっち先に見ようか迷ったけど、正直もうそろそろキアヌ映画見るの疲れました(汗)。ということで「プリティカル」違うわ、「プラクティカルマジック」スタート。うがあ、未だにタイトルが覚えられん。

これ偶然だけどちょっとだけ原作を読んでました(汗)。あーあの小説だったのか。サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンの美人姉妹。イメージぴったりですね。エキゾチックな魅力が引き立つ黒髪長髪サンドラに、色白赤毛バージョンであばずれ感たっぷりのニコール。いいぞいいぞ。なんか凄く禍禍しいこと起きそうでめちゃくちゃいいぞ。

原作でもそうなんだけど、サンドラとニコールの少女時代から大人になって子供持つまでの展開がすげえ速いです。で、また揃いも揃って子役たちがみなとんでもなく可愛いー!!サンドラ系とニコール系と、見事に私好みの女の子たち。「魔女」と苛められるサンドラの娘カイリーが、男の子を指差して「病気になれ!水疱瘡よ!!」と言い放つとこなんかもう非常に小気味良くてわくわくしますわ。

魔法の効いた不思議な可愛らしさと悪趣味さが散りばめられていて、女心はもうわしづかみ。小学校の頃に内心「うげぇっ」ってなりながら、それでも目を離せないで見ていた「イーストウィックの魔女たち」を思い出しました。魔女と魔法の織り成す禍禍しくて淫靡な雰囲気。なんだかんだいって魅力的なんだよな、そういうの。普段は姉妹と目を合わせようともしない街の住人たちが、「儀式を手伝ってほしい」と言われたら好奇心でゾロゾロ集まってしまうのも頷ける。これハロウィン前に見たら相当テンション上がるかもしれない。

ニコール・キッドマンの「エクソシスト」も見れます。ブリッジで階段下りたりはしませんが、サンドラに向かって「雌犬!!」と吠えるとこなんか、なかなか魅力的でっせ。真っ白な生脚、生胸、生腰回り(細!!)が堪りません。そんなに曝け出していいのか。ありがたく拝見しましたが。PTAみたいな集まりに腰振りながら登場して、奥様方に向かい「(私がこの街に戻ったから)旦那を鎖で繋いどきな!」と笑顔で言い放つニコールもめちゃ可愛ええ。顔はやめな!ボディボディ。

なんかニコールのことばっかり書いちゃったが(ニコールが奔放な役なので、分かりやすく目立つ行動が多いんだよ)、実はサンドラの魔女っぷりも凄くイイ。「スピード」の時から思ってたけど、サンドラって声可愛いんだよね。そして吃驚した時のリアクションがいつも最高。あの、雷落ちたときのリアクションとかなー、どうにも表記できなくて非常に悔しいんだが、ナチュラルにわけ分からないこと口走ってて、でも笑えてしかも可愛くて。あぁー、リアクション芸人として最高ですよそれは。私こんな相方いたら絶対解散しないわー。

って、いつのまにか「オセロ」(中島、松嶋)を見るような目で二人を見ている私。オセロはバラバラの方が面白いと思いますが、「プラクティカル」の二人は一緒の方が面白いです。なんかコンビ名みたいに見えてきたよ、「プラクティカル」。

まあちょっと長くなっちゃったけど、特に女子にお薦めですわ、「プラクティカルマジック」。これ見てテンション上げて、カッコイイ男子に媚薬を盛って惚れさせるがいい。あ、ベラドンナは入れ過ぎると死ぬみたいだから気をつけてね。それではみなさま、良いハロウィンを。
小倉優子には

水着よりも

メイドよりも

キャッツアイの瞳の格好が似合うと思うの。
ISBN:410205703X 文庫 井上 謙治 新潮社 1980/08 ¥580

「サリンジャー」でmixiコミュニティの検索かけて見つけた「シーモア・グラース」のトップ画像に心を奪われ気味です。か…かわいー、なんだあれー。

画像載せられないんですが(なんか勝手に載せちゃいかん気がして)、ピンクがかったクリーム色の、なんだか分からないけど可愛い生き物のパペットみたいな画像なんです。

私は子供の頃ウーパールーパーを飼っていたので、以来なんかああいうサンショウウオっぽい生き物に弱い(笑)。つぶらな瞳と肌色感がもう、もう…。うわーん、あれ良いなー、作りたいなー。

ええと…サンショウウオの話じゃなくて…。サリンジャー。そう、サリンジャー。大好きになっちゃう人と途中で挫折する人の率が多分おんなじくらいのサリンジャー。みなさん「ライ麦畑でつかまえて」(キャッチャー・イン・ザ・ライ)は最後まで読めましたか。あれはサリンジャーの中では読みやすい方だと思うんですが…。とか言って、私も最初に「ライ麦」読んだ時は、途中で何度も投げ出しそうになりました。でもあの、我慢して読んでると(笑)最後イイんだよね。ホールデンが妹のフィービーに会うあたりからもう、すっごく好きで。雨の中のメリーゴーラウンドのシーンが最高です。これだけのために「うあああ、(何回も投げ出しそうになったけど)読んでて良かったー」って思った。サリンジャーってそういうの多いですよね…。「これ、必要なのか??」というような細かい描写がめちゃくちゃ多くて、「忍耐力テストですか…?」と思いながら我慢して読んでると最後出し抜けに感動するという。

「大工よ、屋根の梁を高くあげよ」(バディがシーモアの結婚式に行く話)も最後がむちゃくちゃ好きです。家で待ってるって、ねえ(笑)。私はこれでシーモア大好きになっちゃったような気がする。「バナナフィッシュにうってつけの日」じゃないのかよ(すいません)。「フラニーとゾーイー」に時々出てくるシーモアのエピソード(だよね?バディだっけ??)も大好きですよ。

「大工よ…」、「フラニーとゾーイー」を読んで以来、私の理想のお兄ちゃんはぶっちぎりでシーモアだ。ホールデンもいいけど、やっぱシーモアの方が強いな。やー、グラース一家はみんな大好きなんですけどね。そんな中でも彼は特別。こんなお兄ちゃんがいたら絶対大好きになると思う。「夫とか恋人だったらどうだ」と聞かれると正直

耐えられない

と思いますが(汗)。そしてすいません、そんなに好きなくせに未だに「シーモア―序章―」の方は読破できておりません…。バディも好きなのにね…。

今まで読んだサリンジャーの作品の中で、いちばん好きなのは、「ナインストーリーズ」に収められている「エズミに捧ぐ―愛と汚辱のうちに―」です。
「シャイニング」
「少林寺三十六房」
「ビルとテッドの地獄旅行」
「マルメロの陽光」
「獄門島」

私の好きな映画(※マルメロは未見)ですが、この中でどのDVDなら学校の図書館に入れられると思いますか。

今日職員さんと話したところ、「シャイニング」結構好感触でした。ううむ、さすがだなキューブリック監督。ホラーって本当はそんなに好ましくないんだろうけど、これはちょっと、特別ですもんね。見てるだけで水圧に押しつぶされるようになるあの息苦しさは、学生にも是非体験していただきたい。私耳が破裂するかと思っちゃったもの。あはは(あははて)。
「少林寺三十六房」はどんなに力説してもいまいち相手に魅力が伝わらないな(笑)。カンフー映画の傑作だと思うんですが、一体何があかんのでしょうか。はっ、もしかしてカンフー差別か?!いや人気がないだけですね。分かっております。
「マルメロの陽光」は作品としてはまったく問題ないと思うんですが(見てないけど多分)、いかんせん値段が

¥28,000

「ビルとテッドの地獄旅行」が10本買えますよ。こんなに高いお金出して誰も見ないDVD買うのもねえ(あ、誰も見ないって言っちゃった)。多分私は2、3回見ますが。2、3回のために2万8千円…。

金田一耕助ものなら普通は「犬神家の一族」か「病院坂の首くくりの家
」だと思うんですけど、あの、「獄門島」もイイんですよ。ホントホント。私は市川昆監督、石坂浩二主演の金田一耕助シリーズがいちばんしっくりくる。完全にすりこまれています。

最近は「マイ・プライベート・アイダホ」の初回限定版に付いてるメモリアル・フォト集がどうにも気になるので、上手いこと学校に入荷させてフォト集だけこっそりふんだくろうと企んでいるなんて口が裂けても言えません。

JM

2006年8月7日 映画
DVD 東宝 2000/03/24 ¥6,300

「キアヌって何本映画出てんですか??」と学生に聞かれました。私がブログに書くキアヌ映画、どれもこれもまったく分からんらしい。そうでしょうね。「スピード」と「マトリックス」以外の出演映画知ってる学生が何人いるんだか…多分ゼロだろう。
「お薦めは?」って聞かれたら、いつでも快く「ないよ」と答えるつもりでいる。かかってこい。

JM。ジョニー・ネモニック。私の苦手なGAGA-HUMAX配給(で、また、ここの配給する映画によく出るんだキアヌが)。見る前に調べた作品評価はキアヌ映画らしくかなり低いんですが(いつも通りですね)、一部にコアなファンも持つ作品であるだけに気を抜けません。いや抜いてますが。むしろお前で抜かせ(以下削除)。最近自分の品性に疑問を感じる。

作品の感想。うぅーん、キアヌ若い。可愛い。思ってたより髪が短くて嬉しい。目回して倒れるとこが好き。抱えたい。185cmもあるから無理か。ホント身長だけだよ君は。オープニングは裸で寝てると思ってドキドキしたのに、下着履いてるなんてがっかりだ。つまらん。制服の下に短パン履いてる女子中学生くらい詰まらん。我侭で身勝手でダメな救世主。ウィリアム・ギブスンのサイバーパンク世界。よくお似合いですよ。ダメな感じも含めてグッド。人から何と言われようと、こういう変な映画に出ているあなたが好き。あっ、告白になっちゃった。感想はどうした。……いいやもう、キアヌの感想だけで(いつも通り)。

や、酷い映画なんだけど好きになっちゃう人の気持ちもちょっと分かった、気がする(笑)。
ISBN:4101279519 文庫 黒川 伊保子 新潮社 2006/02 ¥380

黒川伊保子さんが「音相」なるものを引っさげて登場した時には、物凄いトンデモ系の方かと一瞬お見受けした…ものです(すいませんすいません)。

でも話を聞いて(読んで)いるうちに、余りに納得いく点が多くてまんまと乗せられてしまった。
好きな人には母音で始まる言葉「ありがとうございます、うれしいです」、嫌いな人や距離を置きたい人には「感謝しています、光栄です」などの漢語を使うと良い、とか、私無意識にずっとやってたものなあ(汗)。あ、メール読み返さないでくださいね(笑)。私基本的に、好きな人でも目上の方には漢語使います。

私は昔から、男の人が浮気相手といるときに本命のことを考えない、また、本命といる時には浮気相手のことを考えない、というのを不思議に思っていた。女の人は考えますよね?考えて比較してまた考えて比較して…というのを別に意識しなくても出来る、というかやってしまっている。だから、当然男の人もそうだろうと思ってました。「今本当に私のこと考えてるのかしら?」「比較されてるんじゃないかしら?」と。でも男の人ってほとんど、今、目の前にいる女性のことしか考えてないみたいですよ。上手い具合に遮断できてしまうらしい。同じように「家庭」と「仕事」も切り離して認識してしまうようだ。家から出て会社に向かったらもう「仕事」モードなんですね。電車に乗って雨が降ってきても、奥さんのことを思い出して「そういやシーツを干してたな、可哀相に」なんてことにはまずならないのだとか。女だったら雨が降ってきただけで「旦那は傘持って出かけたっけ?洗濯物は干してなかったな。今日は皮のパンプスだから後で防水スプレー買わなきゃな、というか防水スプレーは常備しといた方が良いな、お昼に買ってこよう、お昼はどこで食べようかなー」などと、一瞬で余計なことまでどんどんどんどん思いつきますよね。それも仕事の手を休めずに。

いくつもの文脈を同時にキープするのが大得意な女性と、別の文脈へ行くためにはわざわざそっちへ移動しなきゃいけない男性と、そりゃすれ違うのも当然だよなあと思う。そもそも女性がすべての機軸にしたがる「自分の気持ち」というものに、男性のほとんどが無頓着というのも驚き。

男女が共に、誠実に振舞うとスレ違いが生じる。そこで更に発情するという仕組みがオモロイですね。私は男女の考え方や感じ方の違いってもっと後天的なものかと思ってたので、脳の構造が既に違うと知って「それじゃしょうがないなあ〜」と大分気が楽になりました(笑)。切なくなっちゃう人もいるかもしれませんが。

黒川伊保子さんの著書では新潮文庫の「恋愛脳」がいちばん読みやすいと思います。「男と女では脳梁の太さが違う」というだけで、よくここまで噛み合わなくなるものだな、と感心しながら読みました。
「リトル・バッハ・ブック」の画像を出したかったんだが…どうやったら出るんだ。あまりに出ないので腹いせに「リトル・ブッダ」の画像出してやるぞコノヤローとか思っちゃったよ。思っただけで良かったよ本当に。

グレン・グールドです。吉野朔実ファンのくせにあんまり知らなくてごめんなさい。そもそもクラシックに関する知識が著しく欠如しててごめんなさい。たまにNHKでピアノコンクール見たりしますが、私が「お、いいねえ」と思った人が優勝したことなんて一度もありません。センスなし。

そんな私にブログに書かれて、グールドもさぞ迷惑だと思いますが…ごめんね、すっごい気に入っちゃった。何分素人なのでグールドが好きなのかバッハが好きなのか判断できかねるとこではあるのだけど。朝も昼も夜もバカみたいに聴き入っております。あんまり好きなので、思い余ってピアノの楽譜まで買ってきました。小学校の頃はピアノ習ってたので、頑張れば弾けるんじゃないかと。何年ぶりかでドキドキしながらピアノの前に座りましたよ。そしたらね、いやもうこれが、面白いくらい弾けない。あはははははは。わはははははは。ぶははははははは。だーっはっはっはっはっは。そのくらい弾けませんでした。練習します。

クラシック音楽って知識なくても、映画のサントラになったりすると途端に好きになって買っちゃったりしますよね。私「シャイン」のサントラ持ってます(笑)。これ持ってる人実は結構多いと思うんですが…どうですかみなさん。リスト目当てで買ったんだけど、聴いてるうちにラフマニノフの方が好きになってしまった。「まことのやすらぎはこの世にはなく」もいいですね。歌詞分からないけどなんとなく歌ってます。

夏の10冊

2006年7月31日 日常
大分前になってしまいましたが、ヤシダさんとルピシアでお茶してきました。前回私から「さとう珠緒に似てる」と言われて打ちのめされ、今回は彼氏から「小林麻央の声に似てる」と言われてトドメを刺された感のあるヤシダさん(※ヤシダさんは珠緒さんと麻央さんが嫌い)。元気を出してください。私は裕木奈江ファンの男子から告白されたことがあります。

こんな傷の舐め合いみたいな話はどうでも良くてですね、いや私が返す刀で自分を斬っただけだろという突っ込みも置いといてですね、今日は真面目な話ですよ。こないだ会った時ヤシダさんにお勧めの本の紹介出来なかったので、ここで10冊ばかり紹介しちゃいます。「夏の読書」の参考になさってください。あくまで「ヤシダさんへ」ということを念頭に選びましたが、全部好きな本なのでここ読んでる学生たちも手にとってくれたらと思います。

1.「いらっしゃいませ」夏石鈴子(角川書店)
夏石鈴子はもっと売れていいはずだ、ということでやっぱり推す。「バイブを買いに」もいいんだけど、ヤシダさん向きはこっちか?と勝手に想像で選んでみました。内容的にも清々しくて夏向き。この人の書くことはなんかもう腑に落ちることばかりで大好きですよ。

2.「阿修羅ガール」舞城王太郎(新潮社)
「煙か土か食い物」を薦めたいとこだが、ミステリーもハードボイルドも無縁な君にはこの辺からどうだ。これ読むと、私が酔ったときにマジック持って他人の顔に「トイレ、ペヤング、名古屋」と書き殴るのは何故か、という謎が解けます。解きたくもないでしょうが。

3.「空飛ぶ馬」北村薫(東京創元社)
北村薫はやっぱりこれから読んで欲しい。最初に読んだときからすぐ大好きになりましたが、未だに全然色褪せず、読み返すたびに鮮やかさが増してるんじゃないかという気がする。これはね、惚れますよ。

4.「春にして君を離れ」アガサ・クリスティ(早川書房)
実はクリスティでいちばん人気なんじゃないかと、密かに思っております。ミステリーでもないくせに震えあがるほど恐ろしい小説ですが、絶対嵌ると思います。ロザムンド・ピルチャーファンの我々には有り難い中村妙子訳。

5.「ウは宇宙船のウ」レイ・ブラッドベリ(東京創元社)
なんと言ったらいいか、「SF好きからSF嫌いまで」お薦めしたいブラッドベリ。ジャンルがSFだったばっかりに、今までこんな凄い作品見逃してたのかと思うと腹立ちますよ(笑)。珠玉の短篇集です。

6.「さくらんぼの性は」ジャネット・ウィンターソン(白水社)
奇想天外な面白さと幻想的な美しさと、そしてやっぱりイギリス人のヘンテコさが詰まってます。ひとつひとつの話はもちろん、それぞれの話が有り得ない形で重なり合う構成が堪らなく素敵。

7.「肩胛骨は翼のなごり」デイヴィッド・アーモンド(東京創元社)
ユベール・マンガレリを気に入ってくれたとこで、デイヴィッド・アーモンドも読んで欲しいなあと。彼の著作の中でも1、2を争う作品だと思います。夏石さんじゃないけど、この人もなかなか私が「腑に落ちる」文章を書かれる方です。

8.「バジル氏の優雅な生活」坂田靖子(白泉社)
これだけマンガです。傑作が多いのでどの作品選んでいいか迷うのだけど、ヤシダさんならイギリス貴族の生活だけでも十分楽しんでくれそうなのでこれを。多分全巻買いたくなりますよ…。

9.「太陽をみつめて」ジュリアン・バーンズ(白水社)
ジュリアン・バーンズの中でなんでそれよ?と言われそうだけど、あの、ごめんなさい、この作者の(これよりはるかに有名な)他の作品、私ほとんど読んでません(汗)。いやでもね、これとっても面白かったんだよ。今でも時々思い出してしまう。ある女性の一生を辿っていく書き方なので、そういうの読み慣れてる私らには割と読みやすいかなと思って選んでみた。

10.「罪と罰」ドストエフスキー(新潮社)
すいません好きなので(笑)。

こんなところでどうでしょう。イサベル・アジェンデ、アリステア・マクラウド、リチャード・ブローティガンは耳にタコだろうと思って省きました(笑)。できるだけヤシダさんの読んだことない人と読んだことないジャンルで選んでみましたよ。

以下ヤシダさんへの私信。

「ムーミン」楽しんで読んでくれてるようで嬉しいです。こちらも「赤毛のアン」楽しんで読んでます。ブログでは批判的なニュアンスで書いてしまったようで申し訳ない。冒頭のアンの喋りで退いたのは本当だけど(笑)、あの後の風景描写の美しさに打ちのめされました。これでもかと出てくる植物の名前が凄いですね。それから私、マリラのことが大好きですよ。またそのうちお茶飲みに行きましょう。ヤシダさんとは海外文学の話がいっぱいできるので楽しみにしております。うへへへへ。
「理想の男性の条件を5つあげてください」っていう心理テストあるんですが(また心理テストネタですいません)、これ判断が2パターンありますよね。「3つめにあげた条件が最も強く求める条件」というバージョンと、5つあげた後に「もういっこないですか?」と聞いて、その答えが最も強く求める条件だというバージョン。

私この、後のバージョンが大嫌いなんですよ。

お前の好き嫌いなんかどうでもいいと言われそうだけど、まあ聞いてくれ。だって後のパターンて、考えて搾り出した答えでしょ?そりゃ当たってるに決まってるじゃないか。こんなの深層心理でもなんでもなくて、「自分でそこそこ納得いく答え」でしかないと思う。心理テストなんて私を始め誰一人信用なんかしてないだろうに、こんな熱くなってどうすると言われそうですが。分かってるんです、こんなの単なる「会話のきっかけ」みたいなもんで、結果なんかどうでもいいんだと。でも一応仮にも「心理」とか言い張るなら、ちょっとでいいからそれなりのこと言わんかー!!と、思ってしまうのは私が真面目な性格だからでしょう(決めつけたぞ)。

では、「3つめにあげた答え」というのが当たってるかどうかと言うとですね…。あくまで私の感想ですが、この「3つめ」の回答ってかなりの確率で痛いとこ突いてきてると思うんです。単純に考えて、最初の「体裁よく常識的に答えよう」という意識と最後の「あと何か大事なこと忘れてないかな」という思考の中間にあるから、わりとどうでもいいこと言ってるはずなんですけどね。でもそういう「習慣」みたいなものって、実は判断の左右に大きく関わるんじゃないか。大概の人は、この心理テストやると「自分が3つめに何をあげたか忘れちゃってる」というのも興味深いところ。

ちなみに私があげた「3つめの条件」と「6つめの条件」ですが…

(ああ、ものすごく書きたくない…)

3つめ→「頭の良い人」
6つめ→「ずっと私を好きでいてくれる人」

「頭の良い人」?別に痛い条件じゃないじゃん、普通じゃんって言われそうだけど、私これかなりショックでした。いやあの、キアヌがバカだからではなくて…。
私は昔から、知性に対する執着心が異常に強いんですよ。「頭さえ良かったら…」と何度も何度も思ってきたせいか、頭の良さがすべてを解決してくれると思ってるふしがちょっとある(バカですねこの辺りが既に)。それでつい「ちょっとカッコ良くて頭が良い『だけ』」という男性に一時期靡きがちでした。でももうそういうの、とっくに終わったことだと思ってたのに…。未だにそんな人に弱いんだということを暴かれたようでショックでした。あい、認めます。青二才が好きです。自分は賢いと思い込んでるバカな男に嵌りがちです(イタタタタタ)。

6つめの条件は…これは単に私の我侭と怠惰を現しただけの言葉だろう。特に思うことなし。

心理テストに関係なく、「好みのタイプは?」と聞かれた場合は

「長生きする人」

と答えます。一日でいいから私より長生きしてほしい。これは切実。音無響子かと突っ込まれそうだけど、別にあの、恋人と死に別れた経験があるとかではありません。そんな…韓国映画じゃあるまいし…とか冗談言ってますが割と切実です(笑)。
好きな人に先立たれたら、実際は堪えられるのかもしれないけど、できたら堪えたくない。これも我侭なのは分かっているし、無理なことも分かっているけど、本当に堪えたくない。長生きする人が好きです。バカでも演技下手でもいいから…。

白い果実

2006年7月29日 読書
ISBN:4336046379 単行本 ジェフリー・フォード 国書刊行会 2004/08 ¥2,625

久々にハード幻想文学。最初は主人公の傲慢さと「理想形態都市」の醜悪さに胸が悪くなりそうだったのですが、途中からこの悪夢のような世界に離れ難い魅力を覚えてしまいました。ある瞬間に、嫌悪感がふと可笑しさだとか歪んだ美しさだとかに変わるんですよ。一瞬だけですけどね。この物語は基本的にずっと嫌悪感は付き纏います(笑)。

見たことも聞いたこともない世界を、こんなにもリアルに描けるというだけでもう私は卒倒しそうになるんですが。
翻訳が山尾悠子というのも幻想文学ファンには堪らないところでしょう。慣れないとかなり読みづらいけど、この奇妙な味わいはちょっと病みつきになっちゃうかもしれませんね。あー…読みたくないなあーって言いながら手を伸ばしてしまう本です。困ったもんだ。
私のPCだとギリシャ文字が上手く表示されないので、ゼータの代わりに「Z」使わせてください…。

幼稚園の頃に見てた「Zガンダム」で、未だに覚えているのが、カミーユが女子キャラ(名前忘れた)に耳を噛まれるシーンです。あ、攻撃じゃなくて愛情表現ね、多分。はむってしてたから。それからカミーユって紛らわしい名前だけど、男子です。念のため。
よりによってなんでそんなシーンを覚えてるかと言いますと(正直これ以外のシーンは森口博子の歌うエンディング以外ほっとんど覚えてない)、

真似したからです。

いや、真似させたからです、かな。あのほら、私いかんせんまだ幼稚園児だったわけだし、セクシャルな愛情表現なんて分からんのだよ。だから「耳を噛む」なんて見たこともやったこともなくて、新鮮だったのね。それもアニメの主人公らがやってんだよ。真似したくなるじゃん。幼稚園児の人情として。

そんで周りにいたお友達に噛んでもらおうと頑張ったんですが……

いやこれが、耳ってくすぐったいんだよ!!それまで知らなかったけど!!顔近づけられるだけでもうくすぐったくてくすぐったくて、ゲラゲラ笑いながら「いやあああ、できないできない、くすぐったいいい」って転げ回ってました。「いやあああ」ってのはシャレじゃないですよ(オッサンか私は)。何回もチャレンジしたんですが、どうしても噛まれるとこまで我慢できなかった。あんなことされて声もあげず平然としてるなんて、カミーユってすげえ、とちょっと感心してしまったよ。

で、まあ未だに耳はちょっとダメですね。昔飼ってた柴犬に耳舐められただけでも、もんどりうって網戸ごと外へ転がり落ちそうになりました(死ぬがな)。耳に限らず全体的にくすぐったがり屋ではあります。首とかは平気なんだけど、何故か背後で低い声出されると背中から脇腹に響いて無性にくすぐったくなり、身をくねらせて「ひいいいい」と悲鳴あげそうになる。学生時代はホント、声の低い先生にはむやみに教室を歩き回らないで欲しかった。「私の背後に回らないでえええ!!」と叫びたかった。ライフル持って。

あれだなきっと。私は噛まれるの向いてないんだ。噛みつく側なんだよ。江藤蘭世なんだよ(?)。結局カミーユにはなれませんでしたということだ。なれなくて全然問題ないが。しかし大人の女としては、この「くすぐったい」という苦痛をどうにか快感に持っていけないかなーと思ってしまうわけだ。修行と鍛錬でなんとかならんものかしら。最初から柴犬じゃなくてチワワあたり使ってみてはどうだろう。…変わらんな。
わあ、リバー・フェニックスかっこいい(おい待ていきなり浮気か)。

失敬。大丈夫だいじょうぶ。私若い頃のキアヌも大好きだから、ちゃんと釘付けになって見てます。この…バイクに乗ってる2人の間に私を挟んでもらえないだろうか。そんなことを考えていたら2時間過ぎました。うわっ。
ISBN:4087497577 文庫 三田 誠広 集英社 1991/10 ¥410

三田誠広の「いちご同盟」(集英社)をまったく知らないんだが、これはもしかして

知らない私が少数派??

なんか学生と本の話してるとやたら出てくる本の名前だったので、「なんでそんなにみんな知ってるの」と聞いたところ、「教科書に載ってました」という答え。へええ。私の使ってた教科書には載ってなかったと思うよ。それとも私の年代には載ってなかったということ?どうなんでしょう、私と同世代のみなさん。

私が教科書で読んだ覚えのある作品、夏目漱石の「こゝろ」、芥川龍之介の「羅生門」、森鴎外の「舞姫」などは今の学生に聞いても「ああ、載ってました。やりました」と同意を得られたのだけど、個人的に印象に残ってた村上春樹の「鏡」はまったく知らないと言われた。まああれは、そんなに多くの教科書に載ってたと思わないけど。そか。知らんのか。「鏡」は私にとってむちゃくちゃ怖い短篇だったので、あんまり夜中に思い出さないよう頑張ってた思い出があるんだがな…。

うーん、あとは何載ってたかなあ。古典しか思い出せないなあ。

「ロクハナさんホントに『いちご同盟』知らないんですか?」

「知らないよう。諸葛孔明なら知ってるけど」

韻を踏んでりゃいいってもんじゃないんだよ、ですよ(自分で突っ込んでおくよ)。ちなみに「三国志」も載ってなかったと思います。
今の国語の教科書って何載ってるんでしょうね?若竹七海の「スクランブル」(集英社)に「せっかく教科書に好きなブラッドベリやアーウィン・ショーが載ってるのに、担任の好みで海外モノは全部無視される」みたいな記述があり、えええ、ブラッドベリ載ってるんだ、いいなあと思った記憶がある。これは背景が80年代の小説なんだけど、もしかしてその頃には結構載ってたのかしら。

教科書に載ってる作品を足掛かりに本を選ぶということ、思ってるより結構多いと思います(私の周りでは多いです)。周りに本好きがいないと、読みたいと思っても何から読んでいいか分からないですもんね。そう思うと教科書に載せる作品て大事だなあと思います。しかし仮に私に教科書載せる作品選べと言われても、まず絶対選べません。候補が多過ぎて絞れないからね…。
午後から急に暑くなりましたね(ね、仙台のみんな)。

私と学生は、今日もむきになって「芭蕉扇!」攻撃を仕掛け合っています。傍目にはうちわで激しく扇ぎ合ってるだけですが。ちっとも涼しくならない私がヤケを起こし、「くらえっ、インドラの矢ー!」などと叫びつつ柄の部分を相手目掛けて投げたので、この遊びは強制的に終了(私の反則負け)。扇風機に切り換えました。

ラピュタに出てくる炭坑の中って、涼しそうで良いですよね。実際は暑いのかもしれないけど。

「『小鬼だ』って私、『氷だ』だと思ってた」

「あ、オレも。やっぱりそう思いますよね」

ううむ、涼しさの原因はポムじいさんであったか(違うんじゃないか)。
地下で石が、星のように瞬くシーンは大好きですよ。あれは上下がひっくり返る演出がとてもオモロイ。

金曜ロードショーで「ラピュタ」を放送したとき、初めて「ラピュタ」を見る幼い従妹を、ずっと見ていたことがある。「世の中にこんな…凄いものがあったのか」といわんばかりの、真剣な表情。のめり込んで行く様子が手に取るように分かる。思わずつられて興奮してしまった。やっぱり初めて見るラピュタのインパクトって凄いですよね。見飽きてるのですっかり忘れてたが…。
そういえば私も小学校の頃、マウンテンドゥーのCM(でラピュタの宣伝をやっていた)見るたびテンションあがりまくっていた。ちょっとデカい入道雲見るたびに「あの辺にラピュタあるかも」などと思っていた。あの辺て。
そのくらいのめり込む威力あったってことですよ。まあ私の場合はちょっとのめり込み過ぎですが(今でもな)。

ラピュタを劇場に見に行けなかったあの夏、本屋さんでラピュタの本を買ってもらい、話もよく分からないまま一所懸命お絵描きしていた。シータを描きたかったのに、どうしても上手く描けなくて凹んでいた。ある日気分転換に何気なくドーラを描いてみたところ、これが最初っからものすごく上手く描けた。今までお姫様とか女の子しか描いたことなかったので気付かなかったけど、

「バーサンは描きやすい!!」

そんな衝撃的発見をした、夏でした。
ISBN:4391128934 大型本 石橋 かおり 主婦と生活社 2004/10 ¥1,260

ああーチーズケーキって簡単だったんだなあああ。ホントにぐるぐるぐるぐる混ぜてるだけで出来てしまった。いつものことながら焼きあがりの段階になって「真ん中の生地ががゆるいんだが、これはこれで良いのか…」と頭を悩ませ、結局20分ほどオーバーして焼き上げ、いい加減飽きてきたので勝手に「もういいだろ」ということにして完成。おおおおおお、美味しかった。

正直に申し上げると初っ端から「クリームチーズをレンジにかけすぎてなんか非常に危険な状態(だってチーズがグツグツいってるんだぜ)」という物凄いスタートだったのだが、私の豪胆な性格とチーズケーキさんの強い生命力によって最終的にはどうにかなった(どうにかした)。いやもう何と言いますか。奇跡はいつでも、君のハートしだい。永井真理子。ミラクルガール。なんとでもいってくれ。

基本のベイクドチーズケーキを作ったんですけどね、なんか初めて満足のいく出来になりました。今までのは作ったのは、ベイクドのはずなのに何故かレア?といった食感で気に入らなかったのだ。よしよし、今度こそ大丈夫。気を良くしたので調子に乗って、ニューヨークチーズケーキやスフレチーズケーキ、レアチーズケーキにも挑みたいと思います。明日にでも取りかかりたいとこなんですが、あんまりチーズづくしだと胃がもたれるのでそれは無理です。

スフレチーズケーキがいちばん手間がかかるんですが、これ私の周りではいちばん人気ないんですよ。今すぐキアヌ・リーブスに「スフレチーズケーキが大好きなんだ。君の次に」とか言って貰わないと、とても作る気起きません。そんなわけで後回し。

最近は暑いからやっぱりレアだな。また見事な奇跡を起こして作り上げたいと思います。次回YAWARAをお楽しみに。
ISBN:4042951015 文庫 セルジュ・ブリュソロ 角川書店 2005/07/23 ¥580

買ってしまった。読んでしまった。なんだよ、面白いじゃないかペギー・スー(なにを怒ってるんだ)。早速図書館で続編をと思ったら、まんまと2巻だけ貸し出し中。うーん、みんな考えることは一緒だね。

文庫化してさらに読者が広がったかセルジュ・ブリュソロ。「フランスのスティーブン・キングと呼ばれるベストセラー作家が、はじめて子供向けにファンタジー作品を書きました」そりゃ面白いわけですよ。スティーブン・キングの「ドラゴンの眼」(キングが子供向けに書いたファンタジー)が日本でもどれだけヒットしたかご存知か。いや私も詳しくは知らないが(※読んだだけである。面白かった)。人気あるよね、なんとなく(なんだこの目分量測定)。キングはもともと大人にも人気あったけど、ブリュソロも「ペギー・スー」効果でいろいろ翻訳されると良いですね。

お化けを見ることができるせいで、みんなから変人扱いされてるペギー・スー。この迫害のされ方が半端じゃないというか救いがないというか。虐められっ子ならシンパシーびしびし感じちゃって、冒頭からのめり込むこと請け合い。ペギーが女の子っていう設定もすごく上手く生かされてるんですよ。とっても可愛い顔をしてるのに、男の子から見ると「複雑すぎる」ペギー・スー。この年頃の男の子は女の子にあまり複雑さを求めてないみたいだとか、ちょこっと書かれてるそんな言い回しが、微笑ましくも深刻で良いなあと。私はかなり気に入ってしまった。

肝腎のストーリーですが、あれよあれよと悪化していく状況を、悲惨に、でも面白く描いているところがさすが。どうやってこの酷い状況を打破するのか、気になって最後まで読んでしまいます。よくある進め方なんだけど、もったいぶってなくて飽きずに読めましたよ。まあ大人が読むとさほど長い話でもないからということもありますが。
複雑な話じゃないので「これ伏線かなー、覚えとかなきゃダメかなー」なんてことはほとんどない。「うひゃー、うひゃー」とか言ってるうちに話進んで終わります(笑)。この単純さは、ファンタジーに付きものの細かい設定だとかいっぱい出てくるアイテムだとかを覚えるのが苦手な私にとって本当に有り難い。ハリー・ポッター読めない子も絶対読めるはず(笑)。

そうそう、これ角川文庫、夏の100冊のうちの1冊なのね。で、もう1冊買うと「ケロロ」のブックカバーが貰えるの。「ケロロ」に興味ない学生のみんなは、ブックカバーお姉さんに頂戴。あ、それが言いたくてこの書評書いたわけじゃないのよ。違うってばもー。
「白夜行」のTVドラマ化を知らなかったせいでみんなにバカにされます。ロクハナさんTV持ってるんですか?持ってますよ(怒)。TV見てるんですか?見てますよ(怒)。じゃあ好きなTV番組は?え。あ、う、え、ええと……

き……きょうのわんこ

番組名じゃなかった。

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